ACTIVITY BLOG活動ブログ

国会活動-厚生労働委員会

国家戦略特区で労働規制を破壊するな 2017年6月8日参厚労委

 福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 まず、事実婚カップルに対する不妊治療支援についてお聞きをいたします。これ、実は三回目なので、三度目の正直で認められるといいという願望を込めて質問いたします。
 事実婚カップルに対する、要するに、不妊治療というのは産婦人科学会が認めています。しかし、不妊治療支援については、これはされないんですね。塩崎大臣からこの前、前向きな答弁を二回いただきました。皆さん、すごい期待をしたんです。
 しかし、残念ながら、実際のアクションが始まっていないわけです。
 改めて大臣から実行スタートの指示を出してほしい、多様なライフスタイルがあるだろうということを大臣はよくおっしゃっていただいて、その意味では、是非、莫大なお金が掛かるものとも思えないし、これ是非スタートしていただきたい、いかがでしょうか

 国務大臣(塩崎恭久君)
 三たびこの不妊治療、特に事実婚の場合のカップルの不妊治療への助成についてお話を頂戴をいたしたわけでありまして、今は法律上の婚姻をしているカップルだけが対象ということになっています。

 御指摘の事実婚の方への補助対象を拡大をするということについて、現在、出生率も非常に低い、一・四四ということでありましたが、多様化している家族の在り方なども受け止めながら、日本産婦人科学会の倫理指針においても事実婚の方に対する体外受精を認めているといった社会情勢の変化なども踏まえて私は検討していくべきものと考えております。
 したがって、さきに答弁を申し上げた基本的なスタンスに立って、前向きに検討を深めてまいりたいというふうに思います。

 福島みずほ君
 是非、これ現場に電話をすると、いろんな人が変わっていないと言われるので、是非大臣、指示出してください、どうですか。

 国務大臣(塩崎恭久君)
 前向きに検討するように指示を既にしております。

 福島みずほ君
 分かりました。
 じゃ、前向きに検討する結果が早く出るように心待ちをしておりますので、よろしくお願いいたします。
 じゃ、次に国家戦略特区についてお聞きをいたします。
 前回、地域限定保育士さんの話を聞きました。
 神奈川なども数多いんですね、全国幾つかあるのは御存じのとおりです。地域限定保育士さん、三年間やるとほかのところでできると。でも、こんなことがあるのかと。つまり、国家試験でしょう、何で限定なのというので質問をさせていただきました。どっちみち散らばるんだったら、むしろ保育士さんの試験を数多くやるとか、まあ実際答弁されましたけれども、改善の必要があると思います。
 外国人農業労働者の派遣問題についてお聞きをいたします。
 農業分野の人手不足を国家戦略特区における外国人派遣労働者によって解消するという考え方は正しいでしょうか。そもそも、派遣労働は専門性の高い業種に例外的に導入され、専門的だからいいんだというので派遣導入したわけです、一九八六年。しかし、その後、ばんばん規制緩和をされて、対象が広がった。非正規雇用の拡大と雇用破壊が進みました。外国人技能実習生を始めとする
移住労働者の権利侵害は非常に強いものがあります。
 だから、問題は、農業を派遣労働者としてやる、しかもそれを外国人でやるという問題に関して、今回、内閣委員会におけるこの国家戦略特区の法案が議論中ですが、この労働者派遣、こういう形で許していいんでしょうか。

 政府参考人(鈴木英二郎君)
 お答え申し上げます。
 現行法の労働者派遣法におきましても、農業分野への労働者派遣を行うことは特段禁止をされておるものではございません。したがいまして、今回の国家戦略特区の枠組みにおきましても、労働者派遣を活用することについては認められるものであると考えております

 福島みずほ君
 技能実習生の中におけるすさまじい労基法違反のケースは、労働基準監督署がまさに御存じのとおりです。
 外国人に関して、農業で労働者派遣をやって本当に人権侵害や労働の悪化が起きないかということをとても思っております。農業従事者は、労働基準法四十一条の規定により、労働時間、休憩、休日の規定が適用がありません。適用除外職種となっています。天候に左右される伝統的な農業が行われていた時代ならいざ知らず、今日の農業労働の実態とは適合していないと、法改正による適用を求める声も大変大きいです。
 こうした法整備抜きに、外国人派遣農業労働者を使用するのは問題ではないでしょうか。

 政府参考人(山越敬一君)
 農業でございますけれども、その性質上、天候等の自然的条件に左右されますため、法定労働時間や週休制にはなじまないものとして、労働基準法に定めます労働時間でございますとか休憩、休日に関する規定は適用が除外をされております。このような農業の性質でございますけれども、現在も変わっていないと考えておりまして、御指摘いただきましたような法改正をすることは考えていないところでございます。
 他方で、この農業支援外国人の受入れに際しましては、適切な管理体制を確保する観点から、特区法に基づく指針におきまして、業務内容、契約期間、報酬額、その他の労働条件を明確に定めた労働契約を文書で締結することや、適正受入れ管理協議会が外国人材を雇用する特定機関に対する巡回指導や監査を行うことなどを定める方向で農林水産省が中心になって検討しているものと承知をしているところでございます。

 福島みずほ君
 私は、国家戦略特区だから内閣委員会でやっているわけですが、まさに地域限定保育士の問題の、それにおける株式会社などもその試験ができるという規制緩和や、こういう労働者派遣で農業を、しかも外国人をやるという規制緩和などは、やっぱり労働者派遣の問題なので、この厚生労働委員会、厚労省などもしっかりこれは目を光らせたり、限定をすべきだというふうに思っております。
 大臣、私は、違和感があるのは、雇用、労働という現場において特区という形で抜け道を認めていいんでしょうか。

 国務大臣(塩崎恭久君)
 これは、特区の法律の範囲内で考えるべきことだろうと思いますので、その範囲内であれば問題はないというふうに思います。

 福島みずほ君
 いや、これは厚生労働省に頑張っていただきたいから言うわけです。
 労働法制って何のためにあるか。やっぱり、全国一律で、そして、それが合理的だからこそ労働法制というのがあるわけです。特区で労働法制を、抜け道をつくる、規制緩和できるんだったら厚労省要らないじゃないですか。厚労省が全国的規模で一律に守るっていう雇用の場面では、それは頑張ってもらいたいというふうに思っています。
 そこのけそこのけ国家戦略特区が通ると、雇用の問題で風穴開けちゃ駄目ですよ。家事労働者やいろんなのでも、労働法制で風穴を開けてはいけないというふうに思っています。これは厚生労働省に頑張ってもらいたいというエールを、エールか何か分かりませんが、ひいきの引き倒し、あっ、そうでもないんですが、厚生労働省にこれは頑張ってもらいたいというふうに思っています。
 私たちは、社民党はカジノ法案に反対でした。
 でも、カジノだって特区でやろうとすることはできなかったわけです。賭博開張、博徒、図利という違法性を阻却するのを特区で、幾ら何でも刑法の違法性を阻却するのを特区でやるのは駄目でしょうということで、一般的なカジノ法案を作ることでしかできませんでした。幾ら何でも特区は、そこの刑法の違法性阻却は認めさせなかったわけです。ところが、何で労働法制は特区で違うことをできるのか、これはやっぱり全国一律でやるべきだしと思います。
 この間、大学についても、全国から集まってきて、全国から散らばるんだから、特区という形でやることが妥当かということで質問をいたしました。成田もありますし、それから加計学園もあるわけです。

 加計学園のことについてお聞きをいたします。
 今治市企画課の課長と課長補佐が、二〇一五年四月二日午後三時から四時半まで、当初予定を急遽変更して首相官邸を訪れております。これは、同じ希望の会の、統一会派を組んでいる森ゆうこ議員が情報公開請求した人からもらった資料を私もいただきました。
 四月二日、平成二十七年、木曜日、一時から二時までは獣医師養成系大学の設置に関する協議を内閣府で、秋山直人企画課課長と波頭課長補佐、今治市ですが、やっております。その後、急遽予定が変更し、これ旅費の命令の支出簿などに明らかなんですが、急遽予定が変更して、平成二十七年四月二日木曜日、三時から四時半、三時から一時間半ですよ、三時から四時半、獣医師養成系大学の設置に関する協議を東京都千代田区永田町一丁目六の一、首相官邸で行っています。誰に会ったんですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 御指摘の平成二十七年四月二日のことでございますけれども、今治市の担当者が総理官邸を訪れ総理と面談しているか、あるいは内閣府を訪れ職員と面談しているかについては、訪問者の記録もなく、内閣府の担当者も記憶にないと聞いているところでございます。

 福島みずほ君
 首相官邸に行くときは、一般の方は自分の名前を書き、あるいは誰を訪問するかということを言わないと、門番というか、通していただけないわけですよね。
 これに関して、今治市の課長と課長補佐が誰に会ったかという記録は何でないんですか。記録を探したけれどもなかったんですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 会議室等の使用記録についてはなかったというふうに聞いております。
 それから、お答え申し上げます。というふうに聞いております。
 それから、今治市の方にも、他の委員会でお尋ねをいただきまして確認をしていると聞いておりますけれども、誰と会ったかということについては今治市の方もお答えできないということでございます。

 福島みずほ君
 会議室の使用についてはなかったということなんですが、じゃ、会議室以外のところで誰か会っているんでしょうか。
 というか、そもそも官邸に入るときには、じゃ、そもそもお聞きしますが、官邸に入るときは名前を書き、誰に会いに行くかを言いますよね。それは記録としてみんな残っているんじゃないですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 私どもの聞いている限りでは、会議室の予約簿は事前の予約状況を把握するものでございまして、使用後は速やかに破棄されているというふうに聞いているところでございます。

 福島みずほ君
 会議簿の、会議室のことは聞いておりません。
 じゃ、事実関係を確認させてください。この日に、というか、官邸に入るときには、名前を書き、誰に会いに行くかということを言わない限り駄目なので、その記録は、この平成二十七年四月二日、あるんですか、ないんですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 該当する面談記録については確認できなかったというふうに伺っております。

 福島みずほ君
 確認できないという意味が分かりません。あるんですか、ないんですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 繰り返し、お答え申し上げます。
 繰り返しになって恐縮でございますけれども、確認できなかったということでございます。

 福島みずほ君
 正確に教えてください。調べたけれどもなかったんですか。それとも、調べたけれども言えないんですか。どっちですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 調べたけれども確認できなかったというふうに聞いております

 福島みずほ君
 その前後の記録というのはあるんですか

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 特に承知してございませんけれども、この時期の記録につきましては、既に使用後速やかに破棄されているということで、恐らく確認できないということかと存じます

 福島みずほ君
 と思いますと言うから、はっきりしてください。
 官邸に入るときには、名前を言って、誰に会うかとアポの先を言いますよね。これは速やかに全部破棄しているんですか。ほかのもないんですか。それとも、ここの部分だけないんですか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 先ほどの繰り返しになりますけれども、この会議室の予約簿につきまして、一般的に、事前の予約状況を把握するものであって、使用後は速やかに破棄されているというふうに聞いておりますので、前後まで、私も今直ちに手元で確認をしてございませんけれども、同様かと存じます。

 福島みずほ君
 私は、会議を使ったかどうかを聞いているわけではないんです。そうじゃなくて、官邸に入るときにアポを取るときの記録はどうなっているかということを聞いているんです。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 少なくとも、御指摘の該当する面談記録は確認できなかったというふうに聞いております。

 福島みずほ君
 いや、質問に答えてくださいよ。
 正確に答えてください。
 官邸に入るときに、誰に会いに行くか書くじゃないですか。その名簿を確認したのかしないのか、あったのかなかったのか、答えてください。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 該当する面談記録は確認できなかったということだけを承知してございます。

 福島みずほ君
 後日で結構ですので、もっと正確に教えてください。
 面談記録がないにしても、官邸に入るときにスルーできないじゃないですか。誰に会いに行くかを言わない限りは入れてくれないですよ。それを調べたのか調べないのかだけ教えてください。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 確認いたします。

 福島みずほ君
 確認しますということなので、教えてください。
 不思議なんですよ、一時間半も官邸にいて、誰に会ったか分からないって。どういうことですか。
 この関係がある人たちに調査をしてくださったということはありますか。

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 先ほど来、繰り返しになりますけれども、会議室の使用記録、それから面談記録を確認をいたしましたけれども、確認できなかったということでございますので、そういうことでございます。

 福島みずほ君
 急遽官邸に来いと言われて、切符をキャンセルして、延期して、そして行っているんですよ。内閣府に行った後、官邸に行っている。一時間半も官邸にいるんですよ。その日は総理は一日中官邸にいる。しかも、同じ時間帯には、まさに、三時五分、河村建夫自民党衆議院議員、三時三十五分、下村博文文部科学大臣、山中伸一文部科学事務次官なんですね。まさにこの時間、文部科学省も動いているんですね。誰と会ったのか、総理と会ったのか、官房長官と会ったのか、いや、副官房長官なのか。
 そのときに在席した人たちにどういう事情か調べていただけますか

 政府参考人(川上尚貴君)
 お答え申し上げます。
 他の委員会でも同様の御質疑をいただいておりまして、そちらの方の状況も確認してございませんけれども、可能な限りでまた確認をさせていただきたいと思います

 福島みずほ君
 確認させていただきたいという、可能な限りということなので、また事務所の方に教えてください。
 やっぱりきちっと、特区の持っている問題点が本当に出てきているというふうに思います。今後も国家戦略特区の中でいろんなものがねじ曲げられないように、とりわけ労働マターが、これで地域ごとに違う労働法制が誕生するということは全体的な見地から間違っているというふうに思いますので、厚生労働省として、これ、きっちり頑張っていただきたいという要望を申し上げ、私の質問を終わります
MENU