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福島みずほのどきどき日記

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2005年12月

国会閉会中もとびまわっています!

 

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12月31日(土)
ずっと走ってきて、休日になったら、驚いたことに、調子が悪くなる。以前からそうだが、休みをとらないと、調子が悪くならないのだ。
「元気の慣性の法則」。走っているときは、疲れも出ないという感じ。
ぐたぐたと寝ている。
花粉症のような感じでもある。
風邪かと思ったが、熱はないので、単なる過労みたい。
休もっと。
夜、紅白をテレビで見る。
視聴率は、どうだったのだろうか。こんなことを心配しながら見るわたしって、何?

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12月30日(金)
家で、ゴヤの映画を見る。
本を読み、原稿を書く。
内省的な年末・年始。

「マイノリティーよ、集まれ!」キャンペーンをやろうかと思う。
これは、自民党も民主党も決してやれないこと。
民主党は、マジョリティーになろう、なろうとしかしていないのだから。
アメリカのブッシュ大統領批判のバンドであるグリーンディーの有名な歌に、マイノリティーのままでいたい、おまえの権威なんかいらないというのがある。
マイノリティーも集まれば、マジョリティーになる。
非正規労働者の人たち、パートやフリーターと呼ばれる人たち、障害のある人、病気の人、子どもたち、高齢者、ゲイの人、被差別部落の人、外国人・・・・。
この社会をどこか生き辛く思っている人たち。
マイノリティーを集めれば、数としては、多くなる。
みんなどこか実はマイノリティーだ。本当は、痛みや弱みや不安や生き難さを持たない人なんて、ほとんどいないのではないか。  多くの人の様々な戦争反対も集めたい。
「マイノリティー、集まれ。そうすれば、多数になる。」

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12月29日(木)
休日モード。といっても憲法の原稿を書いている。年末年始で書きあげようっと。

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12月28日(水)
全林野の仕事納めに行く。

その後、日刊スポーツの映画の表彰式。
「パッチギ!」が、作品賞。井筒監督が、泣いていた!去年作品賞をもらった、「血と骨」の監督、サイ監督と壇上で、抱きあってた。
華やかな日。
主演女優賞やいろんな賞をもらった人、去年もらった人が、プレゼンターとして、参加。
審査員のわたしたちも実物の監督や俳優さんに会える日なのである。
小泉今日子さん、薬師丸ひろ子さん、小雪さん、鈴木京香さん、江尻エリカさん、オダギリジョーさん、堤真一さんなどの実物のオーラを見る。
わたしは、薬師丸ひろ子さんの映画は、すべて見たので、感慨無量。「Wの悲劇」とか良かったな。
黒木和雄監督、井筒監督、サイ監督などに、挨拶。
こんな日は、来年ももっともっといい映画を見るぞと思う日なのである。
隣りの席が、映画評論家で、審査員長品田雄吉さん。わたしは、彼の感覚の若い映画評論が好きである。
最近は、「アメリ」や「マグノリア」といった痛みと優しさと癒しのある映画が好き。「アメリ」のシュールさがいいなあ。

その後、「非正規雇用フォーラム」の運営会議と打ち上げ。
ユニオンに集まってワイワイガヤガヤ。
全国ユニオンの鴨さんたちやいろんな人たちとやっているのである。
来年の企画と取り組みで、盛り上がる。
若者の雇用問題をやるぞ!

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12月27日(火)
社民党の仕事納め。

社民党の仕事納めにて…1年お疲れ様でした!


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12月26日(月)
ラジオの収録などが、続く。
事務所の打ち合わせ。
夜は、法律事務所の忘年会。

「希望格差社会」という本を書いた山田昌弘さんが、新しい本「迷走する家族」(有斐閣刊)を送ってくれる。
面白くて、興味深くて、夜、遅くまで起きて、というか、朝まで、本を読む。
家族の問題が、変わってきているという分析は、その通りだろう。法律相談やラジオの人生相談をしていると、昔は、愛情が亡くなった、感じられないといった相談が多かったが、今は、夫が、借金が増えて、あるいは、自己破産となるので、離婚したいといった相談が、増えてきたように思う。家族の2極化の問題や児童虐待の問題などもその通りだと思う。

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12月25日(日)
クリスマス。
来年のキーワードは、何かを考えている。
格差、余裕、寛容、命・・・・・。
いろんな言葉が、出てくるが、今、わたしが思っているのは、「愛と平和」。
ビートルズがフラワーチルドレンか全共闘かという突っ込みがありそうだが、今とてつもなく必要なのは、「愛と平和」。

こんな格差社会で、政治が、いろんなものを切り捨てていっていて、寛容さなどが、どんどん社会から失われていっている。
「カネで買えないものはない。」という感じである。
こんなことで、みんながおかしくならないわけがない。
インターネット上では、韓国や中国に対する意見や非難が、多く出回っている。意や非難があって当たり前。
でもこれだけ留学生やビジネスマンが行きかっている時代、そして、日本には、何十万人という在日の人たちがいるのに、憎悪をなげかけあっているのは、どういうこと。

将来、すざまじい外国人排斥運動が起きるか、逆に外国人の暴動が起きるか・・・・そんなことさえ考える。

アメリカのスミソニアン博物館で、日系アメリカ人の強制収容所の展示を見たことがある。
わたしの親類も強制収容所に行った。
メディアに、日系人は、スパイといったおどろおどろしい記事も出て、日系人への排撃や差別、誹謗中傷が強まる。
日系人に対する夜間外出禁止令が出て、最後は、紙切れ1枚で、みんな収容所に送られる。
背の高いアメリカ人に提示された紙をくいいるように見る小柄な日系人の写真なども展示されていた。
どんな思いで見ていただろうか。

夜間外出禁止令に背いて、確信犯として、外出した日系人の人たちは、刑務所に入れられた。
これについての再審請求が出て、1980年代に、再審無罪をかちとるかつて刑務所に行った日系人のテレビ番組を見たことがある。
アメリカの裁判所は、「日系人に対する排撃は、戦時ヒステリーだった」と総括した。

わたしたちは、簡単に、排撃という雰囲気をつくってしまいかねない。
いろんなうっぷんを自分たちよりも立場が弱いものか、作りあげたスケープゴートにぶつけかねない。

だからこそ、愛と平和。
今、愛も平和も、世界に、社会に、不足している。
人々に必要なもの。
イラクでの戦禍も終わらない。
テロや戦争が続く世界のなかで、一番不足している愛と平和。

ところで、日系人の強制収容所問題で、思いだすこと、考えることがある。
それは、この番組は、NHKだった。
NHKの民営化などが議論されているが、わたしは、反対である。
もちろん改革は、必要だ。
しかし、かつてわたしは、NHKの原子力発電所やエネルギー問題についての番組に感心したことがある。
海外での調査といったお金のかかることやスポンサーに気がねをして、民放では、作りにくい番組があることは、事実である。
表現のなかでの多元主義は、みんなのために、必要である。
表現しにくいものが、この社会で出てきたら、この社会への見方が偏るし、この社会そのものが、偏っていく。
いろんな放送局が、必要である。
たから、わたしは、NHKkの民営化に反対である。

岩波書店が、出している「ジャーナリズムの条件」を読む。そのなかの野中章弘さんが、編者となっている「ジャーナリズムの可能性」は、特に知っている人が、多く書いているので、面白かった。東京新聞の佐藤直子さんが、ビラ配りで、逮捕されることに象徴的に表れている反戦運動へのしめつけが、メディアの世界に及ぶのではないかというのは、そのとおりだと思う。
人質の人たちの問題が、あっという間に、「自己責任論」になってしまって、バッシングが、行われた。
佐藤さんが、書いているとおり、イラク派兵は、憲法改悪につながっているからこそ、反戦運動への締め付けが、されているのだとわたしも思う。

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12月24日(土)
今日は、わたしの誕生日。
まず、宮崎の母から、「お誕生日、おめでとう。」の電話がくる。
事務所の秘書の人たちが、住居のほうに郵便で、お誕生日のお祝いのカードを送ってくれる。
毎日、顔を会わせているのに、わさわざカードを郵送で送ってくれて、それぞれの言葉に感謝。
誕生日がクリスマスイブで、子どものときから、ルンルンしていた。

「サタデーずばッと」に出る。
今年の最後ということで、打ち上げ。8時頃、早めの(?)クリスマスケーキを食べる。

その後憲法について、社民党議員の何人かで、議論。
国民投票法案を提出することについて、自民党と公明党と民主党が合意したと報道されている。
しかし、なぜ公明党と民主党は、自民党改憲草案を応援することをするのだろうか。わからない。
もちろん、自民党改憲草案は、少しは、修正されるかもしれない。しかし、自民党が、提出しようとするものは、その延長線上にあるだろう。
だとすると、なぜ公明党や野党の民主党が、この自民党案を成立させるための手続き法である国民投票法案の提出を応援するのか全くわからない。

原宿にある太田記念美術館に行く。浮世絵の美術館。
しかし、なんと閉まっていた。また、挑戦して、行ってみよう。
忙中閑あり。
時間が、あれば素晴らしい美術を見ようっと。
忙しいけれど、「忙しい、忙しい」と走り回ってばかりいないで、演劇や映画をもっと見に行って、博物館、美術館にも行こうとしている。

ところで、美術館や博物館に「市場化テスト」を入れるということが、報道された。
しかし、これについては、少なくとも来年度は、見送りになった。
ちょっと安心したが、来年度以降は、わからない。
大英博物館は、確か無料だった。
博物館や美術館が、なくなっていくのは、文化や芸術が、街のなかから、人々のなかから無くなっていくこと。
「市場化テスト」などには、反対。

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12月23日(金)
買い物に行く。
人込みのなかを歩く。ぶらぶら買い物というのもほんとにひさしっぶり。
原稿を書く。

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12月22日(木)
ニュースレターの発送の2日目。
日本において、亡くなる人と生まれる人の数が、逆転し、亡くなる人のほうが、1万人増えた。
いわゆる少子化が進んでいる。
このことについて、意見を求められた。
子どもを持つ、持たないというのは、その人の選択である。
どんなに、子どもを持つことのできる環境にあったとしても、その人が望まないのであれば、それはどうしようもない。
出産で、命を無くしたり、健康を害する女性だっている。
また、子どもを育てるのは、20年以上も「命を預かる」という感じであり、「子どもを生め」という人が、生む人代わってなにかできるという訳ではない。
馬を水飲み場に連れていくことはできるが、馬に水を飲むことを強制することはできないという言葉があるが、それは、出産と子育てにもあてはまる。
政治家が、できる最大のことは、子どもを生み、育てることが、少しでも良くなる環境を作ることだ。いろんな人たちを応援する法律や制度を作ることである。

わたしは、今の社会の最大の問題点の一つは、雇用が、破壊され、格差が、拡大していることであると考える。

小泉さんが、首相になって、たとえば、労働者派遣事業法が改悪になった。ほとんどすべての職種で、派遣が、可能となったのである。
小泉首相は、国会の答弁で、「働き方の多様化」という。
しかし、労働法制の規制緩和で、ここ数年、非正規雇用が、拡大した。
いまや女性の雇用者のなかでは、パート・派遣・契約社員といった非正規の働き方の人が、正規労働者を上回っている。
男女ともの統計でも、いまや3人に1人が、非正規雇用である。
労働条件は、非正規と正規で、大きな開きがある。
フリーターの人の生涯獲得賃金は、正社員の4分の1であり、5200万円にすぎない。
これで、子どもを生み、育てようと決意できるだろうか。
「できちゃった結婚」とならない限り、なかなか、結婚に踏みきれない。
格差拡大社会について、この間、エコノミストの森永卓郎さんと話をしていたら、「格差社会は、わざと作られている」というのが、彼の見解であった。
少なくとも格差拡大社会も雇用の破壊も自然現象や天然現象ではなく、政治や法律、制度の結果である。

雇用を破壊して、これで、社会が持つのだろうか。
どういう社会が、いいのかと言えば、一握りの「勝ち組」と多くの「負け組」によって、構成され、あまりの競争社会ではなく、できるだけ多くの人が、働き、税金を払い、保険料を払うことのできる社会、多くの人が、健康に働き続けることのできる社会のほうが、ずっと社会は、安定し、安全に生きていける。

子育ては、楽しいことである。
しかし、その子育てもあまりの競争社会のなかでは、負担やハンディになってしまう。
今の社会では、負担やハンディになっている。

また、最近、「企業の社会的責任」ということが、もっともっと言われていいのではないかとますます思うようになった。

同一価値労働・同一賃金の考え方は、国会では、なかなか通らない。
自民党は、鼻もひっかけない。すべて「自己責任」と考えている。均等待遇の立法は、厚い壁に今は、阻まれている。

企業だって、国際競争力などから、「できない」という声を聞く。
しかし、これでいいのか。
来年は、雇用機会均等法の改正案が、審議される。
均等待遇や差別を撤廃することなどは、もっと「企業の社会的責任」としても議論されるべきだ。
社会が、もたなくなれば、結局、すべてブーメランのように、企業の首もしめていく。

自民党や民主党の政策である新自由主義ではなく、社会民主主義的な政策をとっていかない限り、少子化は、進んでいく。

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12月21日(水)
社民党の男女共同参画社会の基本計画についての意見を出す。

内閣府男女共同参画局へ意見書を提出

来年度予算の財務省の原案が、出る。
国会で議論してきたけれど、国民への増税と医療や障害者の人たちに対する負担増、国民年金保険料のアップなどの負担増など、医療や健康を切り捨てるなかみは、ひどい。

記者会見。

きようは、わたしのニュースレター、「みずほと一緒に国会に行こう会」のニュースレターの発送の日。
事務所に、多くのボランティアが手伝いに来てくれる。
ワイワイガヤガヤ事務所が、とてつもなく元気になる日。

発送作業のボランティアのみなさん…いつもありがとう!


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12月20日(火)
時期的に人事の交代などもあるとき。
なかのいい記者の人たちが、話にきてくれる。
外国に行く女性記者と秘書の上田さんと3人で、お昼ごはん。
まだ、30代のはじめの人。
わたしの30代は、弁護士として好き勝手に(?)ガンガン仕事をしていたとき。弁護士の仕事が、おもしろくてたまらなかった頃。無鉄砲に、無邪気に、面白がって、ダッと走っていた。
彼女たちも、がんばって欲しい。

神楽坂女声合唱団。
なんとか歌いおえる。
クミコさんとの歌も無事終わってホッ。
もっと練習するとみんなに迷惑かけないのになあと思う。

ブッシュ大統領が、イラクのことや盗聴事件で、居直って、逆に支持率をあげていることにガックリ。
アメリカとブッシュ大統領と自分を一体化して、「あやまって、しょんぼり」というのが嫌なのだろうか。
なんか小泉総理の支持率が上がるのと似ているような。

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12月19日(月)
大学の授業。

雇用機会均等法の改正法を巡る論点について、社民党で勉強会。
自治労と全国一般の統合についてのレセプション。
1人でもはいれる組合である全国一般的な活動がどんどん続きますように。
やんちゃな全国一般的な活動が、おとなしくならないようにと思う。

その後、神楽坂女声合唱団の練習にかけつける。
実は、あした、なんとクリスマスチャリティディナーショーなのである。
しかもロイヤルパークホテルで行う。
みんな1年間練習しているのに、わたしは何回かの練習で、追いつこうとするのだから、大変というか図々しいというか。
わたしは、「おつかいありさん」の歌を歌手のクミコさんと歌う。
彼女は、素晴らしいシャンソン歌手。
オーケストラとコンサートをやるような人である。
それにひきかえわたしは・・・・。という感じだが、プロ中のプロとやれて、嬉しいな。
いい思い出ができる。

司会は、山田邦子さんなど。
この合唱団は、もともと小林カツ代さんがつくったもの。
今年は残念なことに、彼女が病気で欠席。
いろんな人がいるのだが、みんなかわいい少女のように、練習している。
パックして寝る。

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12月18日(日)
ドイツを訪れていたアメリカのライス長官は、ドイツのメンケル首相と大論争になり、ついに、イラクへの武力攻撃は、「ミスティク(間違いだった)だった」と認めた。
メンケル首相の評価は、ドイツで、高まったと聞く。
その後ブッシュ大統領も、イラク大量破壊兵器情報の誤りを認め、開戦した責任に言及した。
ひどい話だ。
イラクで3万人以上の人が死に、2000人以上の米兵が死んだのだ。
なぜ彼らは、殺されなければならなかったのか。
間違いだったでは、すまない。
そして、アメリカ側の発表を鵜呑みにし、ただちに、武力攻撃を支持し、しかもイラクに自衛隊を送った日本政府の責任は、どうなるのだ。

当時の川口外務大臣も大量破壊兵器のことを理由にした。
小泉首相をはじめ、アメリカのイラクへの武力攻撃を支持し、応援した人たちに、ブッシュ大統領やライス長官が、「ミスティクだった」と認めていることについて、どう思うが聞いてみたい。
ひどい話である。
亡くなった多くの様々の国の人々は、どうなるか。
今もって傷ついている人たちは、どうなるか。

最近、生き物としての自分ということを考える。
人の一生、とてつもなく短い人生。
自分の人生だけで、完結するわけではない。
やりたかったこと、やれなかったこと、やれたこと・・・・・。
出会った人、出会わなかった人、出会いたかった人・・・・・。
やりたかったことに比べて、やれることは、ほんのひと握りかもしれない。
また、政治の仕事は、きりのない、模範回答のない、果てしないアンガージュマンであり、人間がいて、社会がある以上「これでいいのだ」ということは、ないのだ。
とてつもない希望と常につきまとう不充分感。
なんていうこともときどき考える。
なんといっても今は、憲法を変えて、戦争に行こうという社会にしないためにかんばるのだけれど。

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12月17日(土)
社民党の神奈川県連合の神奈川県委員会。
その後、横浜駅で、街頭演説。

演説を聞いてくれていた女性が、花を買ってプレゼントしてくれる。
またある男性が、クリスマスのプレゼントのなかから、キャンディーをプレゼントしてくれる。
話をすると、消防署長であった。

初めて選挙に出たときに、汗だくで、演説をしていたら、話を聞いたくれていた女性が、黙ってハンカチを差し出してくれた。
どこかに大急ぎで、買いに行って、戻ってきて黙って差し出してくれたのだ。
そんなことを思い出した。

雨に濡れながら歩いていると、誰かが黙って傘を差し出して入れてくれるように、いつもこんないろんな人の優しさに支えられて、感激して生きてきた。

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12月16日(金)
2005年婦選獲得60周年の記念集会「平等・福祉・政治浄化・平和ー総選挙後の政治を語るー」へ出席。

民主党の菅直人さんと私とのパネルディスカッション。
菅さんは民主党の大会が、今日明日とあるにも関わらず、出席してくれる。

小選挙区制への評価などでバトルになる。
会場から前原民主党への評価、分党すべきだといった質問が、菅さんに対して出る。
菅さんは自衛隊は、海外で武力行使すべきではないという考え。
うーん。
集団的自衛権の行使を積極的に認める、前原さんとはずいぶん違う。

みんなこのままでいいと思っているのだろうか。

「恐竜の道を辿る労働組合」という本を書いた早房長治さんと月刊社民党の対談をする。

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12月15日(木)
憲法部会。
そして社民党で、医療制度についての勉強会。
日本福祉大学教授の近藤克則さんから、話を聞く。

「健康格差社会」という指摘が面白かった。
所得が低い人のほうが、高い人よりも病気にかかる率が高い。
確かに生活に余裕のある人のほうが、食事に気をつけるだろうし、ゆとりもある。
自分の健康に配慮する暇もないくらい貧しい人は、働き、また、無理を重ね、病気になりやすいと言える。
住環境なども関係あるだろうか。

アメリカの統計で、50の州のうち、所得の格差の多い州ほど、殺人が多いという統計には、びっくりした。
でも考えてみたら、当然かも。
余裕があれば、嫌なことがあっても、たとえばおいしいワインを飲んで気晴らし(?)、精神科医に相談なんてことができるけれども、先が全く見えなければムカムカして、短絡的に殺すなんてこともあるかもしれない。
自殺も他殺も先が見えない、希望がもてないということでは、自分に向かうか、人に向かうかの違いだけかもしれない。
殺人なんて、1件でも減らす必要がある。
だとすると格差をなくしていくことが、殺人を減らすということができるということになる。
殺人は、ゼロにはできなくても、自暴自棄になる人を大量に生まないようにしていくことは必要だ。

夜は、森永卓郎さんと対談。

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12月14日(水)
夜、社民党の本部で、中学生・高校生・大学生の人たち40人くらいの人たちと意見交換会。
衆議院議員の保坂展人と2人で、意見交換。

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12月13日(火)
思いやり予算の削減を求めて、防衛庁に申し入れに行く。

日森議員、渕上議員、阿部議員、菅野議員と

非正規雇用フォーラムで、格差是正への挑戦と題して、前連合会長の笹森清さんと、対談。

笹森前連合会長とのシンポジウムの様子

「社民党をもっと応援してくださいよ。」などとなんでも話せてよかった。


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12月12日(月)
アメリカの牛肉の輸入の再開を政府が決定した。
アメリカは、牛についてのトレサビィリティーがない。
つまり、牛の総背番号制はないのである。だから、生後30ヶ月以後の牛肉を輸入すると言っても、それを判断することは、できないのである。
肉質で判断と言っても、そんなもので判断できるわけはない。
判断できないにもかかわらず、判断できると強弁することが、問題だ。

フェミニスト議員連盟のみなさんが招待した、韓国ウリ党の女性議員と懇談。

韓国ウリ党女性議員、フェミニスト議員連盟のみなさん

いのちの対談で、「下流社会」の本を書いた三浦展さんと対談。

神楽坂合唱団の練習に久しぶりに行く。


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12月11日(日)
一日中原稿を書き、本を読む。
喫茶店の歌が、クリスマスソングになっている。
東京の街は今、クリスマスのイルミネーションが、一番きれいなとき。


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12月10日(土)
朝、北海道放送のラジオ番組に出演。
中村美彦さんと話す。
いま政府間ではむずかしくなっているので、中国への野党外交を評価してくれる。
それは本当に嬉しかった。

高齢社会をよくする女たちの会のシンポジウムへ。

その後、スカイパーフェクトTVに出る。


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12月9日(金)
ジャーナリストの人たちとの意見交換会。

日経新聞に連載された村山富市さんの「わたしの履歴書」が、中国語に翻訳されて出版された。
そのサイン会。

たくさんの課題を抱えて日本に帰ってくる。

帰ってきて、新聞を見てびっくり!
民主党の前原代表が、アメリカで行った講演で、集団的自衛権の行使ができるよう憲法を変えることを提案している。 また、「米国の軍事的プレゼンスなしで、この地域の安定はない」とも言っている。
今、全国各地で、反対運動が起きている米軍基地の再編問題についても、米軍の軍事的プレゼンスを重要しする立場からすれば、「反対」と言えなくなるのではないか。
民主党がこんな立場だとしたら、ますます社民党は、がんばらなくっちゃと思う。

また新聞を読んでて、ダブルでびっくりしたのは、立川反戦ビラ事件が逆転有罪となったことである。
ビラまきが本当にできなくなっていく。というか、どんどん活動の範囲が狭くなっていく。


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12月8日(木)
日本が、イラクへの自衛隊の派兵の延長を決める。
早く撤退をすべきである。

盧溝橋事件の盧溝橋に行く。


盧溝橋にて

また、ここにある戦争博物館にも行く。
1995年第4回国連女性会議のときにも訪れたけれど、新しくなり展示も一新されていた。

日本の阿南中国大使との懇談会。
中国の事情、毒ガス問題の進捗状況についてなど話を聞く。

精花大学など学者と意見交換会。
自民党の憲法改正草案を非常に読み込んでいて、「これは、こういうことに使われないか」「これは、こういう意味か」と突っ込んだ議論になった。
そういう意味では、とてつもなく有益だった。

夜は全国婦女連合会の招待。
会長さんと意見交換。
工場長をつとめ、県知事をやり、今は婦女連合会の会長であり、ほがらかな日本で言えば、肝っ玉かあさん的な雰囲気の人であった。
日本の樋口恵子さんや山口みつ子さんやいろんな先輩たちを思いだした。

日本でもそうだけれど、女性のリーダーたちとは抱き合えるけれど、男性のリーダーたちとは抱き合えない。
当たり前といえば、当たり前だけれど、女性同士だと、あっという間に仲良くなれる。
これは、すごくいい点だ。

若い世代の交流とともに、女性たちの交流ももっともっと活発化しようということで、話が盛りあがる。

中国における女性の地位、結婚難、少子化の問題、高齢化社会の問題、離婚について、一人っ子について、単身赴任について、育児や介護の負担についてなどなど、日本でも盛り上がる共通の話は、変わらない点も多い。


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12月7日(水)
中国へ。
今回は2005年社民党訪中団として中国へ。

村山前総理、照屋寛徳衆議院議員も一緒である。

今年は戦争が終わって、60年目の節目の年。
60年前のことを振りかえり、またこの60年間、積み残してきた問題に取りくみ、未来を切り開いていくべきときである。

10年前の1995年、戦後50年の年に、当時の村山首相が日本の植民地支配と侵略によって、アジアの人々に多大の苦痛を与えたことを心から反省する内閣総理大臣談話を発表。
村山談話は日本政府の基本的な見解となり、小泉首相も戦後60年の今年、村山談話を踏襲し「過去を直視し、歴史を正しく認識する」という談話を発表した。
にもかかわらず小泉首相は、言っていることとやっていることが一致していない。

今年は戦後60年目の年。
だからこそ、中国に行きたいと思った。

日本のなかの改憲の動きを変えるために、何をしていったらいいのかを考えるためにも中国に行きたいと思った。

まず日中友好協会へ。
そこで宋健同会長と会見。

その後、人民大会堂へ。曾慶紅副主席と会見。

曾慶紅国家副主席と

今政府の間では、首脳同士がテーブルについて、話もできない状況である。

日本はこのアジアの位置から、お引越しもできない以上、アジアの国々、特に隣国である中国、韓国などとテーブルにつき、話しあいができる状況は、維持すべきである。

今の小泉首相の外交は、アメリカに追従するだけで、アジアとの関係については欠落している。

副主席は、「アセアンプラス3」で、今まで行われてきた日中韓の3ヶ国の首脳会談が、延期になったことについて、「小泉首相の靖国参拝が原因であるとの言明があった。
今後、若い世代の交流などをもっと深めていこうとの意見交換をする。

社民党は、北東アジアにおける安全保障構想を発表して、かつて中国、韓国、モンゴルなどを訪れている。
朝鮮半島における非核化、北東アジアにおける非核化などを訴え、取りくんできた。
この北東アジアにおける安全保障構想は、6ヶ国協議における第4項、「北東アジア地域における安全保障面の協力を促進すること」に生かされている。

6ヶ国協議が成功し、朝鮮半島の非核化が北東アジアの非核地帯へと、そして6ヶ国協議の枠組みが、北東アジアの新たな安全保障メカニズムの母体へと発展していくことを、本当に期待している。

北東アジアにおける非核化、安全保障構想などについて、数年前に社民党は、日本でシンポジウムを開いた。
今後も具体的に、シンポジウムを開くなど、取り組むことを提案。
意見の一致を見る。
夜は、中連部へ。
そこで、王家瑞中連部部長と会見。

王家瑞中連部部長と

その後、記者会見。

記者会見のようす

夜は、バタン・キューと寝てしまう。


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12月6日(火)
徹夜に近い形で、年末に出すニュースレターの原稿を書く。
朝になって、ようやく荷物を詰めて、いざ中国へ。
外国に行くときは、いつもこんな感じになってしまう。


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12月5日(月)
大学の授業の後、中国大使に会う。
7.8.9日と中国に行くので、忙しくなっている。
外務省から、レクチャーを受ける。
中国は、2005年社民党訪中団として行きます。
党首になって、党首として訪中するのは、初めてです。

下校途中の女の子が、殺されるというむごたらしい事件が続いている。
海外視察を終えて帰ってきた保坂さんと話をしていると、フランスなどでは、子どもの学校の行きかえりは、親などが、送り迎えをするそうである。
スクールバスや送迎をしているところもある。

帰りのタクシーの運転手さんが、防犯ベルをもっているというステッカーをくれた。
子どもたちをどう具体的に守るかという話をずっとしていた。
防犯ベルは、完璧ではないけれど、役には立つだろう。
ステッカーも役に立つだろう。
学校の空き教室を高齢者に解放して、多くの大人の眼が、学校を行き来する子どもたちにあれば、事件を防ぐことができるのではないかとその運転手さんは、言う。

外国のことも調べて、具体的に本当に守る提案をしていきたい。
学校のなかというよりも学校の行き来をどうするか。

提案や意見をぜひお寄せ下さい。


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12月4日(日)
2期目の社民党の活動、これからの活動についての記事や社説を読む。
非正規雇用を含めた雇用の問題、福祉の切り捨ての問題、教育基本法の改悪法案や国民投票法案・基地の再編・憲法改悪についてなど平和の問題、格差社会を拡大している雇用の規制緩和や税制・社会保障の問題と格差是正をどう実現していくかという問題など、テーマと政策、そして、今何よりもどう戦略をたて、実現していくかということが、具体的に問われている。

いろんな人の知恵と力を具体的に借りて、がんばりたい。

香山リカさんの「いまどきの「常識」」(岩波新書)を読み終わる。
とっても面白かった。
複雑なことや絶対に変と思っていることもうまく反論できなくて、ぶつぶつ思っていたことを丁寧にわかりやすく解き明かしている。
いままで香山さんの本を読んできたけれど、彼女の本のなかで、わたしにとって一番ためになる本だった。
一体どうやったら伝わるだろうと思っているし、ついついステレオタイプの主張や反論に陥りがちなので、とってもためになった。
ふむふむと言う感じで、熱心にラインマーカーを引いて読んだ。
分析力と説得力のある理論の展開力とわかりやすくしかも丁寧な文章力、つまり読ませる力は、本当に見習いたい。

最近、とにかくせっせっと本を読んでいる。
憲法学者である長谷部恭男さんの「憲法と平和を問いなおす」(ちくま新書)も読了。

ニュースレターの原稿を書いたり、本の原稿を書いたりしてすごす。


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12月3日(土)
女の子が、殺される事件が相次いでいる。
痛ましい。何ができるか考えたい。

参議院議員の大田昌秀さんが、企画をした沖縄戦の写真展に行く。
壕から追い出されて亡くなった子どもたちなどの多さに心が痛む。
沖縄に行って、壕に行ったり戦跡の跡地を訪ねるということもしてきた。
1990年代、沖縄に行くたび本や写真集を買ってきていた。
わたしが忘れられないのは、沖縄の大きなお墓のなかに、小さな子どもたちが逃げ込んで、じっとしているといった写真である。

軍隊は決して、子どもを、住民を、人々を守らないということを、沖縄戦は示している。
大田さんの沖縄での戦争体験、眼の前で沖縄の人が、日本軍に殺されたことや日本軍同士が食料などを巡って、殺しあいをしたことなどの話は、改めて心に迫る。
戦争を軽く見てはいけないという話、子どものときに、戦場にかりだされた人たちの心の傷の話も胸に迫る。

教育基本法と憲法改悪反対の集会が、日比谷野外音楽堂で開かれ挨拶する。


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12月2日(金)
党首選に立候補
。 すべての所属国会議員と地方組織の推薦を得て、再選になったことは、正直嬉しい。

他に立候補する人がいなくて、無投票当選。

記者会見の席にて

2期目にはいった。
元気で、がんばりたい。
2年前に突然党首になったときは、ものすごい緊張感と不安感を感じていて、記者会見も緊張したものとなった。
2年経って、少しは落ち着いて、前向きにがんばっていこうという気持ちで一杯。
みんなが、お祝いを言ってくれる。
事務所の秘書のみんなも来てくれる。
いつもいつも支えてくれてありがとう。
職員に感謝。

ビデオジャーナリストの神保哲生さんと対談。
今のメディアの状況などについて話しあう。


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12月1日(木)
欠陥マンションの問題について何ができるか議論。調査委員会を立ち上げ、そこで、とことんやってもらう。

明日、党首選に立候補をする。 ゆっくり越し方、行く末を考えるなんていう時間はないのだけれど、1998年に国会議員になって、2001年に幹事長になって、2003年に党首になって、2004年に参議院選挙をたたかい、2005年に衆議院選挙をたたかった。
とてつもなく多くの人たちと実に様々なことをやってきた。

楽しくというわけにはなかなかいかないけれども、いちにちいちにちハッピーに明るく前向きに果敢にやっていきたい。
どれだけ多くの人たちと手をつなぐことができるか、そのことを考えている。

「一日一生」という佐高さんの色紙が、彼の郷里である山形県酒田市のお寿司屋さんに、飾ってあった。
一日を一生のように、心を込めて生きていけたら。


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