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1.個人情報保護法案
変な法案。だって、この法律は、国の機関、地方公共団体、独立行政法人、特殊法人などを対象から除外しているからである。
公権力が一番国民の情報を持っているのに、それをなぜ個人情報保護法の対象外にするのかわからない。これに対して何千人(3000人くらいか)かの個人データベースを持っている人は、「個人情報取扱事業者」としてバァーっと広く網をかけられる。しかも主務大臣がつき(!)管理を受ける。「ふーん、弁護士の主務大臣って誰?」と怒りが湧いてくる。みんなに管理する主務大臣がついてくるぞ! そんなのおかしい。また、メディアに対する規制チェック介入が問題ありなのは言うまでもない。
2.地方自治法改悪案
住民自治の重要な手段として、住民訴訟が認められている。税金の無駄遣いについて、今まで首長さんの責任が断罪された判決は少なくない。たとえば下関市では、破たんした第3セクターの借金の穴埋めに8億5000万円の補助金を出した前市長が、全額の賠償を命じられている。
地方自治法改悪案では、住民は首長や職員個人はもちろん、談合などをした業者さえ直接訴えることはできなくなる。まず、自治体という機関を訴え、住民が勝訴したとき、自治体の代表監査委員が首長に損害賠償を求める。
このように住民が直接個人の責任を問えなくなり、訴訟の中身が複雑になり長期化してしまう。おまけに住民が勝った場合、訴訟費用は自治体が負担し、自分たちの税金が使われることになる。
責任を問われる緊張感は全くなくなってしまう。
3.土地収用法改悪案
土地収用法が本来の意図から離れ、計画段階での情報公開や住民参加を怠ったつけを、どんどん強制収用で払うための法律になってしまう。一坪運動、トラスト運動などはつぶされてしまう。
4.教育法の改悪
学校教育法の改悪案は(1)小・中・高校等は、社会奉仕体験活動などの充実に努める、(2)児童生徒の問題行動などへの適切な対応のため、出席停止制度について要件を明確にするなどが内容となっている。
これだけ読むとそんなに問題ないと思うかもしれないが、(1)は教育改革国民会議の最終答申が、子ども全員の奉仕の義務化を謳っていることとの関連で設けられたもの。「日の丸・君が代」国旗・国歌法は、「日の丸・君が代」を強制しないと国会では答弁したものの実質的な強制が進んでいる。学校教育法も改悪されれば、子どもたち全員の奉仕活動義務化に実質的に必ずなると思う。(2)は、子どもの排除になってしまうのではないか。
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