◆政治を取り戻す21世紀
「2010年、女性と政治の季節になる。ガンバレ!」と私が立候補するときに励ましてくれたのは、わが「社会の母」たる樋口恵子さん。今、「市民と政治スクール」や「女性と政治スクール」をいろんな人とやっているのはできるだけ多くの人が「政治力」をつければ、もっと社会は変わると思っているからである。政治家という仕事が「真黒な特別の仕事」というのではなく、社会を変えていくための有効な手段と考えられ、普通の人、1人でも多くの人が少しずつ「政治的な力」を持つようになれば、もっともっと社会は変わっていく。
◆支配・被支配形態から協調形態社会へ
女性への暴力の問題、差別の問題、平和の問題が私のなかで非常につながっていくようになった。 夫や恋人は、「女のくせに」「妻のくせに」と思って妻を殴る。妻のほうは、「私さえ我慢すれば」「言っても仕方ない」と我慢してしまう。暴力の根っこのところに、性差別がある。パワーとコントロールの根元に、差別がある。暴力をなくしたいと思うのであれば、暴力の根本原因を打ちくだいていくしかない。
1人と1人の間に、支配・被支配の関係があり、その延長線上に暴力の最大限のものとして戦争がある。自由党の西村真悟さんは、「集団的自衛権に反対するような社民党の女は強姦されても助けたらんぞ」と言った。女性は、強姦されるか守るか、国は、侵略するかされるかの2つしか考えられていないのではないだろうか。支配・被支配形態社会から、協調形態社会へ社会を切り替えていくことが、21世紀にもっとも求められている。
国会のなかでは、憲法調査会のなかで、平和憲法を改憲しようという議論が強く出てきている。戦争への準備より、平和への努力をと思う。平和の問題と人権の問題をもっと結びつけて、「力が正義だ」というのではない社会をつくりたい。
◆自立と共生の21世紀へ
「1人でも生きられる。でも一緒に生きられるといいね」という社会をつくりたい。
「自立」と言っても「依存しあえるような自立」ということだが、「すべての人が誇りを持って生きられる社会」ということであれば、個人の人格や主体性が認められるという意味での「自立」はとっても重要である。
「女性が当たり前に働いて当たり前に子どもを食べさせるだけの賃金」を得ることさえ難しい。女性への暴力についての取り組みと自立支援は、車の両輪のように必要である。女性政策だけでなく男性政策も必要である。男性の長時間労働、とても子どもを育てられない状況こそ問題である。家事・育児と仕事の両立支援法は、男性にこそ必要である。
「自立と共生」ということであれば、社会保障をどうしていくのかということも非常に重要である。
◆環境の21世紀へ
20世紀の負の遺産の多くは環境問題である。そのなかでのトップは、「核」の問題ではないだろうか。人類がお守りをするのに、何万年も何十万年もかかると言われている。これ以上増加させないこと、すでにでき上がったものは、どう終息させ、管理し終わるか…。そこに努力を払うべきである。
軍事の問題、戦争の問題、原子力発電所の問題などを考えたときに、なかなか方向転換できない大きな理由の1つは、巨大産業、巨大利権となっていることにあると思う。政策の方向転換を求めていくためには、広範囲な人たちの「命を大切にして欲しい」「環境のいい地球を子どもたちにプレゼントしたい」といった環境や命についての思いであり、声である。
科学技術の問題、食品の安全、温暖化の問題、大気汚染の問題など環境問題は、無数と言ってもいいくらいある。環境の21世紀へ、政策を転換していこうと言いたい。
◆1人ひとりが主人公の21世紀
国会では、「人民の人民による人民のための政治」ではなくKSD疑惑に端的に見られるように「自分の自分による自分のための政治」が行われている。「1人ひとりが主人公」ということに最も遠いのが国会ではないか。すべての人が誇りを持って生きられる社会をつくるためには、「1人ひとりが主人公」ということをつくっていくしかない。政治についても「変革と参加」をしていなければ、「1人ひとりが主人公」の政策は打ち出せない。楽しい真面目な21世紀にしましょう。
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| 戦争の世紀に訣別して、平和の世紀へ。戦争の準備より、平和への努力を。 |
| 暴力のない世紀へ。人権啓発と人権救済は車の両輪として必要。 |
| すべての人が飢えや貧困に苦しまない世紀へ。 |
| 拷問と死刑のない世紀へ。良心の囚人をなくし、国家による虐待や殺人をなくしたい。 |
| 核兵器と原子力発電という2つの核をなくしていく世紀へ。「核」のない社会へ。 |
| 自立と共生の世紀へ。1人でも生きられるし、一緒にも生きられるという社会へ。 |
| 生き直しのできる世紀へ。社会に大きくセーフティーネット(安全ネット)を張ろう。 |
| 差別のない世紀、人権の世紀へ。特に、少数者の人権は大事。 |
| 人々が社会や政治を変えられると思える世紀へ。それでやっと1人ひとりが主人公。 |
| 環境の世紀へ。「命を大切にする世紀」をめざさないかぎり、すべての命の未来はない。 |
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