| ◆民主主義の過程がゆがんでいる
今年は衆議院議員選挙の年である。
国会議員になって、何によってこの国が牛耳られているのか具体的に良く見えるようになった。『政・財・官の癒着』と言うけれど、それはかなりはっきりとした形で見える。
衆議院議員の3分の1は、2世・3世議員で、3分の1は役人出身である。残りの3分の1を大きな団体からの出身者が占める。「市民」というのは、本当に出られない。自民党の議員の半分は2世・3世議員である。もちろん2世・3世議員で勉強している人は一杯いるけれど、新規参入の著しく困難な職場とは一体何だろうと思う。
民主主義というけれど、民主主義の過程がゆがんでいる。
以前、民法改正などで延々とロビー活動をしていた。「夫婦別姓選択制が認められなくて、本当に困っている若い女性も一杯いるんですよ」と言ったら、「若い女性は選挙に行かないからな」と言われて、あっけにとられるというか悔しいというか。自分の背後に大きな票田、大きなお金がないことを残念に思った。しかし、当たり前だが、大きなお金、大きな票田がないからこそ自由に動けるという面はあるし、また、ほとんどの人は大きな票田、大きなお金など持っていないのである。政治家は、大きな票田、大きなお金のあるところに寄りかかろうとする(政治献金など)し、そうなれば、なるほど、一般の人は政治から離れていく。投票率は下がる。だからますます大きな票田、大きなお金のあるところが政治を動かす。84兆円という予算もごく一握りの人たちの利権で動いていく。
権力や大きなお金は、ごく一部の人たちの間でしか流通しない。ごく一部の人たちにしかお金が流通せず(政・財・官の癒着)、お金が本当に必要な所に行き至らないことこそ不況の原因ではないだろうか。
私は、議員の構成を変えていくことこそが、今、本当に必要だと思う。
◆かつてない危機的状況
もう1つ理由がある。
今の国会は、かつてないほど危険なときだということである。
憲法調査会の議論が始まったが、ターゲットを憲法9条改正にしている人たちは一杯いる。日本国憲法は誕生して54歳だが、54歳にして、平和憲法は殺されようとしている。高齢化社会の中であまりに若い非業の死である。憲法9条があっても自衛隊は世界第2位とも言われる戦力である。9条を改正すれば、まったく何の歯止めもなくなる。
自自公という巨大与党は、衆議院で7割を超え、参議院で6割である。しかも民主党の中には改憲論者も一杯いる。憲法改正に必要な3分の2をラクラク超えている。だから今は危機的状況である。しかし、このことは打開する、変えることができる。国会の構成メンバーを変えることである。今、改めて強く思うことは、「本気でがんばる仲間をもっと国会にほしい」「本気でとことんがんばる仲間をもっと国会で増やしたい」ということである。
今、日本は、明らかに大きな岐路に立っている。ちょっとスローガン的に言うと、憲法を生かす国か改憲か、平和に力を入れる国か戦争をする国か、みんなが社会の一員でともに生きる社会か弱肉強食の社会か。
国会の中でとにかく仲間を増やしたいと思っているので、衆議院選挙は、がんばるしかないのである。
私は、社民党の神奈川県連合の代表をしている。現在、6人の人が立候補をしているが、そのうち何と5人が女性である。黒一点なのである。そもそも今回は、社民党は立候補者の3分の1が女性議員である。元気な女性と心優しき男性が社会を変える、政治を変えると私はよく言うようにしている。
前置きが随分長くなってしまったが、以下、立候補順に私の推薦する神奈川の衆議院議員候補者の皆さんを紹介する。
まず、トップバッターで、立候補を決意してくれたのが山中えつ子さん(茅ヶ崎市・平塚市・中郡)。彼女は、たとえば、草の根援助活動のNGOの代表として、アジアの人たちを草の根で援助する活動にずっと取り組んできた。平和や開発、援助の問題にずっと取り組んできたしなやかで強くてステキな人である。
2番目に立候補をしたのがあべともこさん(藤沢市・寒川町)。25年間、重い病気をかかえた子どもたちのお医者さんとして働いてきた人である。前号の私のニュースレターで対談をしてくれた人。彼女は、聡明で頭が良くて大らかな人。そして、切れ味が良くしかもとっても優しい人である。彼女が国会に来ると、国会が変わると思う。
3番目が石原守さん(横浜市の港北・緑・都筑)。貴重な黒一点。県会議員として、本当に長年、平和や労働者の権利の問題に取り組んできた人。不況やリストラや自殺の話になると本気で怒り出す頼もしき心優しき人である。
4番目は、千葉ひろよさん(大和市・座間市・海老名市・綾瀬市)。厚木基地のまわりの地域から立候補である。肝っ玉かあさんみたいな人。度胸が座っている。彼女は7歳か9歳のときに、中国の大連から引きあげてきたそうだ。彼女の平和への思いは、本当に本物である。基地と平和の問題を訴えて立候補。
5番目は2月10日に25歳になった全国で一番若い候補者である原よう子さん(相模原市)。フレッシュで素直でこれからグングン伸びていく人。今、大学院生である。土井たか子さんは、社会主義インター(イギリス労働党などの社会民主主義政党が一杯加盟している)の副議長である。原よう子さんは、社会主義青年インターに2回出席して、世界では若者が政治のことでがんばっているのを見て、大いに刺激を受けたそうだ。若者と政治をうーんと近づけたいというのが彼女の抱負である。
そして6番目が、安田節子さん(横浜市青葉区・川崎市宮前区)。遺伝子組みかえ食料の問題などにずっとパイオニアとして取り組んできた人。食品の安全、農業問題などにも取り組んできた。「いのち1つずつ大切に」はあべともこさんのスローガンだが、安田さんは、「暮らしに安心・安全・希望を!」である。しんが強く優しい行動派。彼女が国会議員になれば、食品や環境問題の専門家、NGOの代表としてバリバリいい仕事ができるだろう。
以上、全面的に宣伝になったけれど、どんな社会をめざしているかわかっていただけると思う。
どうかよろしくお願いします。
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