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2007年

最新の発言

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参議院 厚生労働委員会議事録 2007年03月29日

◆国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案


◆雇用保険法改正案可決という文書の先走り配布について◆
◆ハンセン病補償法による補償金の対象施設に関して◆
◆国民年金法案について◆
◆靖国神社への合祀問題について◆


 

◆雇用保険法改正案可決という文書の先走り配布について◆

○福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 まず冒頭、この委員会の中で審議が継続中であるにもかかわらず、昨日の夕方、厚生労働省から、委員会での採決終了、本会議採決終了、二十九日成立という文書が、私には来ませんでしたが、この委員の中の一部に関して配付がされているという、とんでもない事態。これは与党、野党を問わずもう怒り狂うべき問題です。
 国会の審議を行政は何と思っているのか。この国会の中で、野党はこの法案に反対です、雇用保険法案に、これに関して、お互いに議論を尽くしながら議論をしていくということを余りに無視している。これは国会無視でありまして、三権分立の中での行政の傲慢であるとしか言いようがありません。
 このような態度で緩んでやっているとしたら、すべての国会議員に対する、やっぱりそれは冒涜であるというふうに私は考えます。猛省を促すとともに、原因や、なぜやっぱりこういうことが起きるのかということについて真摯な反省をしていただきたい。大臣、いかがですか。

○国務大臣(柳澤伯夫君)
 この件につきましては、先ほどお許しをいただいてこの委員会の冒頭でも発言をさせていただきましたけれども、私ども、本当にもう反省をいたしております。二度とこのようなことの起こらないように、国権の最高機関たる立法府の審議というものに対してもっと姿勢を正して厳しく臨んでいきたいと、こう思っております。

○福島みずほ君
 また、資料をどのように配付しているかについても、私は社民党として抗議文を出しますけれども、どのように出しているのか。資料をいただくこともありますが、同じ理事懇談会の中で共産党には来ている、社民党には来ていないとか、非常にばらつきがあるんですね、あるいは民主党でも来ていなかったり。いや、すべてに来ていないことを怒っているという意味では、来た中身が問題なんですが、配付やその他についてもそもそも国会をやっぱり愚弄しているということで、徹底調査も含めて厳しく追及をしていきたいと思います。

◆ハンセン病補償法による補償金の対象施設に関して◆


 次に、ただ次は私は一言お礼を申し上げます。
 この厚生労働委員会の中で、ハンセン病補償法による補償金の対象施設に南洋諸島の入所者がなぜ入らないかという点を質問してきました。このたび、厚生労働省が四月上旬予定で告示の中に南洋諸島の四つの施設を指定することを決定されたと聞いて、これは大変喜んでおります。大臣を筆頭に、調査を含めて厚生労働省で御努力いただいた皆さんに感謝するとともに、補償がスムーズに進んでいきますよう、更に御努力いただきたいと思います。いかがですか。

○国務大臣(柳澤伯夫君)
 このたび、南洋群島にありましたハンセン病療養所を補償金の対象施設に追加をさせていただきました。これは、終戦時に日本の統治下にあった南洋諸島ということでございまして、この法案審議の際に、今後必要な情報を得て追加に関する検討を行うというふうに説明をしていたところでございます。その後調査を続ける中で、三月上旬、現地調査を行うとともに関係者から当時の状況等を聴取した結果などから、今回、四療養所における隔離収容の事実が確認されました。そういう事実を踏まえまして、今回、告示指定をさせていただいたということでございます。

◆国民年金法案について◆


○福島みずほ君 国民年金法案についてお聞きをいたします。
 国庫負担を平成二十一年度までに二分の一へ引き上げるための財源は何ですか。

○国務大臣(柳澤伯夫君)
 基礎年金国庫負担割合の引上げにつきましては、平成十六年度改正法の附則におきまして、平成十九年度をめどに所要の安定財源を確保する税制の抜本的な改革を行った上で、平成二十一年度までに二分の一に引き上げるということにさせていただいております。
 今後、税制の抜本的な改革に係る動向も踏まえながら、所要の財源を確保し、平成二十一年度までにこの法律の附則の規定を実現するように努力をしてまいりたいと、このように思っております。

○福島みずほ君
 三月十六日、衆議院厚生労働委員会の答弁で、消費税も含めて財源を検討するというふうに答弁されています。しかし、格差が広がっている日本社会で国民年金の財源を消費税に求めれば、更に低所得者らの負担が増え、ひいては国民年金の未納も増えるのではないでしょうか。

○国務大臣(柳澤伯夫君)
 税制改正の内容そのものは、厚生労働省の担当分野というわけではありません。ただ、本年秋以降、本格的な具体的な議論をするということが想定されて、日程として決まっておると思います。平成十九年度をめどに消費税を含む税体系の抜本的改革を実現させるよう取り組まれるというふうに承知をいたしております。その際には、今委員の指摘になるようなこと万般を踏まえまして税制改正は行われるものと、我々は認識をいたしております。

○福島みずほ君
 最近の労働力調査で、御存じ、パートタイマーの女性の賃金がまた下がったと、格差は拡大をしています。低所得者の可処分所得を減らす、あるいは負担を増えるような消費税のアップでこれをしないように強く申し上げていきます。

◆靖国神社への合祀問題について◆


 次に、昨日、新編靖国神社問題資料集、国立国会図書館が分厚い資料集を出されました。これを見て大変驚きました。
 一九六六年、昭和四十一年、祭神名票、祭りに神に名前に票と書きますが、祭神名票を出した以降、厚生労働省、厚生省は合祀に関知してないということでよろしいでしょうか。
○政府参考人(荒井和夫君)
 私ども旧厚生省におけまして旧軍の人事資料を保有していたことから、昭和六十一年度までは、靖国神社を含めて遺族それから戦友会などから調査依頼があった場合には、一般的な調査回答の一環として回答してきました。
 どのような者を合祀し、どのような者を合祀しないかということは、靖国神社の……

○福島みずほ君
 問いに答えてくれれば結構です。

○政府参考人(荒井和夫君)
 判断で行っています。

○福島みずほ君
 問いに対して答えてくだされば結構です。
 一九六六年、昭和四十一年以降、厚労省は合祀に関知してないということでよろしいですね。

○政府参考人(荒井和夫君)
 今申し上げましたように、昭和六十一年までは調査回答業務の一環として、靖国神社からの要求、求めに応じて情報を提供しておりますけれども、しかし合祀に関して関与はしてございません。

○福島みずほ君
 再度確認します。はっきり答えてください。
 一九六六年、昭和四十一年以降、厚生省は合祀に関知していないということでよろしいですね。

○政府参考人(荒井和夫君)
 ちょっと関知という意味がどういう意味かということはございますが、私どもは靖国神社の求めに応じて、靖国神社が出してきた基準に応じたそのリストを出しております。それに基づきまして靖国神社が合祀をするということでございます。

○福島みずほ君
 厚生省がどのような関知をしていたかということをきっちり答えていただきたいんです。
 厚生省が関知をしていない、合祀に関して一切関知していないということでよろしいですか、一九六六年以降。よろしいですか。

○政府参考人(荒井和夫君)
 繰り返しの答弁になりますが……

○福島みずほ君
 はっきり言ってくだされば結構です。

○政府参考人(荒井和夫君)
 靖国神社からの求めに応じてそのリストを出しておりますが、そのだれを合祀するかの決定は靖国神社自身が行っているということだと思います。

○福島みずほ君
 問いに答えてないですよ。私が聞いているのは、一九六六年、昭和四十一年以降、厚生省が合祀に関知していないということでいいかということを聞いているんです。名簿を出したか出していないかということを聞いているのではありません。合祀に関知していないということでよろしいですね。

○政府参考人(荒井和夫君)
 合祀自体の決定には関知はしてないと。関与していないというか、それに対しては私どもは靖国神社が判断するものだというふうに考えております。

○福島みずほ君
 全く事実は違うんですよ。今と同じ答弁を厚生省は今まで国会で繰り返してきました。昭和六十一年の委員会でも、「合祀するかというのは靖国神社の判断であり、厚生省は合祀には関知はしていないわけでございます。」と答弁し、今審議官も関知をしていないとおっしゃいました。
 しかし、この書類を見ると、資料が、昭和四十四年一月三十一日、合祀に関する検討資料、これについては、はっきりと再検討事項でA級戦犯合祀可という話合いをやっているわけです。これを関知と言わないんですか。

○政府参考人(荒井和夫君)
 御指摘の資料を含めまして靖国神社が作成した文書について、私ども詳細は確認できておりません。確認しておりません。
 ただ、今の件につきましては、事前にどういう方を私どもとして靖国の方へ情報として提供するかというその事前の会議をやったということについては、情報として私も聞いてはおります。

○福島みずほ君
 祭神名票に名前を出したかどうかということを聞いているのではありません。関知したかどうか、関知してきたかどうかについて、関知していないとおっしゃいました。実はそれはこの国会で繰り返されてきた厚生省の答弁です。私の質問にもそう答えてきました。
 しかし、はっきりと資料でそうでないというのが出てきています。これは出席者も、例えばこれは昭和四十四年一月三十一日に厚生省援護局の課長とそれから靖国神社側みんな出席をしておりまして、確認をしております。再確認事項でA級戦犯合祀可という検討事項が出てきております。
 厚労省、厚生省は、当時、課長も出席をして、A級戦犯合祀可という話合いを靖国神社側としているじゃないですか。これは関知しているということではないんですか。これは関知しているじゃないですか。今までの答弁、うそじゃないですか。冒頭、審議官が関知してないと言ったけれども、関知しているじゃないですか。合祀可という検討をしているんですよ。再検討事項にはっきりA級戦犯十二名合祀可ということで合意をしています。関知しているじゃないですか。今まで国会にうそついてきたんですよ。

○政府参考人(荒井和夫君)
 私どもが靖国神社の方へ情報を提供するに当たって、事前に円滑にいくためのそういう会議を持ったという話は聞いてございます。ただ、その中でどういう議論をされたかということにつきましては、全く確認はできておりません。

○福島みずほ君
 A級戦犯の合祀、BC級戦犯もそうですが、話合いを持っているわけじゃないですか。合祀可ってやっているじゃないですか。これは共同行為ですよ。むしろ国の主導を示すような他の資料もありますよ。これははっきりと昭和四十四年の検討資料、いつからいつまで、場所はどこで、出席者はだれで、どういう話合いをしたか全部残っていますよ。再確認事項、A級戦犯合祀可ってやっていますよ。これを関知と言わないんですか。

○政府参考人(荒井和夫君)
 繰り返しになりますけれども、円滑に私どもの事務を進めるために靖国とは協議をやっているという話は聞いてございます。ただ、その中でどういう方をやったらいいかという議論もあるいは出ていたかもしれません。その辺は事実は確認できませんが、そういう議論はあったかもしれません。
 ただ、それを決めるのは靖国であり、靖国からの要求に応じて、求めに応じて、私どもはその基準に応じて資料を提供してきたということでございます。

○福島みずほ君
 いや、全くおかしいですよ。祭神名票を靖国神社に提供をかつてはしてきた。しかし、一九六六年以降はしていないかもしれない。しかし、はっきりこの資料集で昭和四十四年、一九六九年に話合いやっているんですよ。課長が出席していて、再確認事項の中にA級戦犯十二名合祀可って確認しているんですよ。関知しているじゃないですか。(発言する者あり)これは認めますね。

○政府参考人(荒井和夫君)
 また繰り返しになりますけれども、私ども、この会議でどういう内容の議論が持たれたか全く承知してございませんが、ただ、繰り返しになりますけれども、私どもはいかに円滑に調査業務がうまくいくかということからの観点から議論をしてございます。
 その中で、あるいはそのA級戦犯、いわゆるA級戦犯の問題が出てきたときに、何らかの議論があったかもしれませんが、あくまでもそれは意見交換の中の議論だというふうに私ども認識しております。

○福島みずほ君
 政教分離の原則が憲法にあります。同席して議事録が残って、出席者も分かって、靖国神社側はもちろん出ていますが、厚生省援護局西村調査課長、補佐、全部名前出ていますよ。確認事項、再確認事項、A級戦犯合祀可とやっているんですよ。
 つまり、今まで国会で質問してきたり、過去の議事録でも関知していないと答えてきました、厚労省側は。本日、私の質問の冒頭にも関知していない、答えられたじゃないですか。関知しているでしょう。一緒に協議をして、一緒に会議をやって、再確認事項を作ってA級戦犯合祀可ってやったら、これは合祀に関して厚生労働省が確認をしているということですよ。

○政府参考人(荒井和夫君)
 繰り返しになりますが、円滑に事務を進めるための話合いは持たれたということは聞いてございます。その中でいろいろな議論があったのかもしれませんが、ただ、私どもが承知していることは、あくまでも基準をつくるのは靖国神社であるし、靖国神社からの求めに応じて、私どもはそれに合った、基準に合った方々を祭神名票という形で出してきたということでございます。

○福島みずほ君
 これは、こういう資料があるかどうか、厚労省の中できちっと精査してくれますか。
 なぜ私が怒っているかというと、かつて先輩たちも含め国会で審議してきたんですよ。私も質問しました。関知していないと言ってきたじゃないですか。資料も出さなかったですよ、関知していないと言い切ってきた。この資料が厚生労働省にあるか。合祀に関するすべての資料を厚労省は出していただきたい。
 大臣、いかがですか。この資料を厚労省の側から出していただきたい。いかがですか。

○国務大臣(柳澤伯夫君)
 今審議官から度々御説明させていただきましたように、どのようなものを合祀し、どのようなものを合祀しないということは靖国神社の判断でございまして、靖国神社がいわゆるA級戦犯を合祀した経緯については、政府としては承知をしていないということでございます。
 なお、この旧厚生省におきまして、昭和五十四年四月十九日の新聞記事等により、いわゆるA級戦犯が靖国神社に合祀されていることを認識しているわけでございまして、この資料も今、福島委員が指摘した資料の写しもここにありますが、これも靖国神社作成ということでございまして、私どもとしてはこの資料について確認すると、資料作成靖国神社調査部と記されておりまして、このことを確認するということはできないわけでございます。

○福島みずほ君
 しかし、これははっきりと出席者、厚生省援護局となっていて、確認をし、再確認事項として非常に重要な点ですよ。A級十二名合祀可ということを確認をしているんですよ。これは関知ですよ。政教分離に明確に反することですよ。厚労省は今まで関与してない、関与してない、関知してないと言いました。でも関知を示しているじゃないですか。これについて厚労省は今まで国会に対して、国民に対して明確にうそをついてきたということをきちっと謝罪をすべきですよ。
 それと、例えば同じ資料の中に、例えば五八年四月九日、合祀基準に関する打合会、旧厚生省援護局職員四名、神社側五名などが出席、BC級戦犯に触れ、厚生省の担当者が、個別審議して差し支えない程度で、目立たないよう合祀に入れては如何、研究してほしいと提案、神社側は総代会に相談してみる、その上で打合会を開きたいと応じている。つまり、資料で出てきているのは、厚労省が主導しているんですよ。靖国神社側に提案をしているんですよ。
 それから、もう一つ、例えば慰安所を経営していた人が、占領下のアジアで慰安所を経営していた一般人を合祀するということで、それも全部入っていますよ。というようないろんな、もう本当に貴重な資料が出ているんですが、これは客観的な資料です。  で、今日私が質問した最大のことは、厚労省は一九六六年以降一切関知してないですねということに関して、会議を持ち、確認事項をし、A級戦犯合祀を決めた再確認事項の重要な会議に厚労省側の人たちがきっちり参加をしているということです。これに参加をしている厚労省の人は、西村調査課長、石田補佐、山野業務班長、中島資料係長、村岡業務第二課長、阿部補佐、脇田補佐、元木係長、全部名前が出ています。調査をしてください。
 これは資料として出ていますが、国が今まで国会に対して、国に対して、そして今日も冒頭においてうそをついた。違うじゃないですか。関知しているじゃないですか。一緒に会議を持ってA級戦犯合祀可ってやっているんですよ。BC級戦犯については主導していますよ。政教分離に明確に反し、かつ……

○委員長(鶴保庸介君)
 時間が来ておりますので。

○福島みずほ君
 分かりました、はい。
 かつ、今日の冒頭においても事実と違うことを言ったということについて強く抗議をします。この点について厚労省が根本的に戦後の厚労行政におけるものを洗い直すよう強く求めます。


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