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2007年

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参議院 予算委員会議事録 2007年03月12日

◆質疑


◆松岡大臣の光熱水費問題について◆
◆クラスター爆弾について◆


 

◆松岡大臣の光熱水費問題について◆

○委員長(尾辻秀久君)
 次に、福島みずほ君の質疑を行います。福島みずほ君。

○福島みずほ君
 政治資金規正法施行規則上の光熱水費の定義を総務省教えてください。

○国務大臣(菅義偉君)
 光熱水費とは、政治資金規正法施行規則の別記第七号様式の記載要領において、電気、ガス、水道の使用料及びこれらの計器使用料をいうとされているところであります。

○福島みずほ君
 私がおいしい水を飲み続ける、これは消耗品になりますよね。大臣。

○国務大臣(菅義偉君)
 支出項目別金額の記載に当たっては、会計責任者が事実に即して適切に支出を分類し、それぞれ該当項目を提出することになっております。

○福島みずほ君
 電気、ガス、水道の使用料となっていますので、私がおいしい水を飲む、あるいは浄水器、ストーブ、これは光熱水費に当たりますか。一般論で結構です。

○国務大臣(菅義偉君)
 電気、ガス、水道以外のものが光熱水費に計上されることはあり得ると考えています。

○福島みずほ君
 どういうものでしょうか。

○国務大臣(菅義偉君)
 まあこれは非常に難しい話でありますけれども、例えば冷暖房の燃料費だとか、あるいはミネラルウオーターだとか、そういうものの判断というのは非常に迷うところであると思います。

○福島みずほ君
 ミネラルウオーターは水道の使用料にはならないですね。

○国務大臣(菅義偉君)
 使用料にはなりません。等の中であります。

○福島みずほ君
 松岡大臣にお聞きをいたします。  一週間前に、明らかにせよとこの委員会で問題になりました。私もお聞きしたい。内訳を教えてください。

○国務大臣(松岡利勝君)
 福島先生にお答えいたしますが、内訳につきましては、現行の法制度ではそこまで報告が求められておりませんので、ここで申し上げることは差し控えさせていただきたいと、このように思います。

○福島みずほ君
 規正法の目的は、政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするためということに明確に反しています。そして、政治資金規正法上、九条、会計帳簿、支出簿が義務付けられております。支出簿の提出を求めます。いかがですか。

○国務大臣(松岡利勝君)
 もう福島先生は御存じの上でおっしゃっていると思うんですが、政治資金規正法上求められておりますものにつきましては、すべてそのとおり提出をし、報告をいたしております。それ以上の対応につきましては、これは私個人だけに、私だけの判断でそれを求められましてもそれはお答えすることは困難でございまして、これは各党各会派において協議の上、その上でどういう対応になるのか、扱いになるのかということが決まった上でのことであると思っております。

○福島みずほ君
 国会議員、大臣は説明責任を尽くすべきだとお考えにはなりませんか。

○国務大臣(松岡利勝君)
 それはもう法律に基づいて対応することが基本だし、そのように対応したいと思っております。

○福島みずほ君
 政治資金規正法九条は、会計帳簿、支出簿を備えることを命じております。それの提示を私は求めたいと思います。いかがですか。

○国務大臣(松岡利勝君)
 それは先ほどから申し上げておりますように、法の定めに、求めに従って対応したいと。もう既に法の定め、求められているものについてはすべて対応いたしております。

○福島みずほ君
 支出簿の備付けが義務付けられておりますので、今委員会におきまして支出簿の提出を求めたいというふうに考えております。

○委員長(尾辻秀久君)
 後ほど理事会で協議をいたします。

○福島みずほ君
 松岡大臣にお聞きします。  水道光熱費、乱高下しているんですね。二〇〇五年までの十一年間の合計が四千四百七十六万円。年度によって違います。光熱水費がなぜこのように変わったか、教えてください。

○国務大臣(松岡利勝君)
 報告をいたしているとおりでございまして、その内容にわたることにつきましては、これは今の法制度ではそこまで求められておりませんので、何度も申し上げておりますように、それは私だけに特別、法を超える形で求められましても、その対応はこれは困難でありまして、それをお求めになるのであれば、ひとつこの国会なり全体でその対応をお決めいただいて、その上で私も対応するということになると思います。  そういうことでございまして、今にわかにというか、ここで福島先生のおっしゃられることにお答えするような法制度にはなっていないと、こう思います。

○福島みずほ君
 規正法の目的である政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするためと。大臣として、国会議員として説明責任を尽くすべきだと考えますが、いかがですか。

○国務大臣(松岡利勝君)
 法の下ですべてその責任は果たしていると思っております。

○福島みずほ君
 不思議なので聞いているんです。光熱水費、国会は無料なんですよ。多額の計上をしていらっしゃるので、やはりそれは知りたいです。もしこれが虚偽記載であれば、明確に政治資金規正法の虚偽記載、刑事告発の対象です。いかがですか。説明をされるべきです。

○国務大臣(松岡利勝君)
 これははっきり申し上げますが、虚偽記載は一切ございません。したがいまして、もう既に、法に求められた、定められた責任は果たしております。

○福島みずほ君
 虚偽記載でないということを説明していただけますか、理解できないので。

○国務大臣(松岡利勝君)
 何度も申し上げておりますが、法に定められ、求められたものにつきましてはすべて報告をしているとおりでございまして、それは公表もされ、そして閲覧にも付されているわけであります。

○福島みずほ君
 全く答えていません。  虚偽記載でないということを教えてください。

○国務大臣(松岡利勝君)
 法に基づき報告をしていると。それがすべてであります。

○委員長(尾辻秀久君)
 速記を止めてください。    〔速記中止〕

○委員長(尾辻秀久君)
 速記を起こしてください。(発言する者あり)  速記止めてください。    〔速記中止〕

○委員長(尾辻秀久君)
 速記を起こしてください。

○福島みずほ君
 私は全く納得できません。国民も全く納得できないと思います。説明をしていただけないのであれば、会計責任者、そして松岡大臣の証人喚問を要求します。

○委員長(尾辻秀久君)
 理事会で協議をいたします。

◆クラスター爆弾について◆

○福島みずほ君
 クラスター爆弾というのはどういう爆弾と考えているか、政府は教えてください。

○国務大臣(久間章生君)
 いきなりでございますけれども、一つの爆弾の中に子爆弾を内蔵しておりまして、一つの爆弾が破裂すると同時にその子爆弾が破裂するような、そういう仕組みになっている爆弾をクラスター爆弾と言っております。

○福島みずほ君
 日本はどれだけのクラスター爆弾を保有していますか。

○国務大臣(久間章生君)
 日本がどのようなものを幾ら持っているかを言うことは、手のうちを明かしますので言うわけにはまいりませんけれども、日本自身も自衛隊自身もクラスター爆弾を持っているのは事実であります。

○福島みずほ君
 アメリカはこれを明らかにしています。ヒューマン・ライツ・ウオッチの統計で、日本は百四十八億円分持っている、アメリカのデータから出ておりますが、これでよろしいですか。

○国務大臣(久間章生君)
 アメリカはよそから攻められることもないかもしれませんが、日本の場合、クラスター爆弾を持っているのは、外国を攻めるために持っているんじゃなくて、攻撃されたときに、海岸線が長いから、それに耐えるために使うわけでございますから、幾らをどれだけ持っているか、手のうちを明かすわけにはまいりません。

○福島みずほ君
 クラスター爆弾の保有量はアメリカは議会に報告しています。日本はなぜやらないのか。  大体、海岸で落としてどうやって回収するんですか。

○国務大臣(久間章生君)
 海岸線が長いところで、そして敵が上陸してきたときに、限られた人材でこれを守ろうとしますと、どうしてもその撃破を広範囲にわたってしなければなりません。陸上に上がってしまって狭小なところで受け持とうとすると大変苦しい立場に追い込まれますから、まずそこで攻撃するわけであります。  そして、破裂しますと、原則としては、これは一応爆発してしまえば回収する必要はないわけでございますが、アメリカの場合は確かに不発弾があったということを聞いておりますけれども、これは〇・一%から五〇%まで非常に不発弾の確率は幅があるわけでありまして、日本の場合、そういうような不発弾がないように努めてこれから先も研究を重ねていこうと思いますが、これは、できるだけ終わった後、日本が無事に着上陸を阻止することができて、日本人が生き残ることができたら、きちんと不発弾についても回収しようと思います。

○福島みずほ君
 NGOのデータで、世界に三千三百万個以上の不発子爆弾が回収されずに転がっているというデータがありますが、いかがですか。

○国務大臣(久間章生君)
 各国の事情については分かりません。私どもが持っているのは、よその国に持っていって使うことはまず考えられません。

○福島みずほ君
 委員長、答えになっていないんですが。

○委員長(尾辻秀久君)
 福島みずほ君、質問をしてください。

○福島みずほ君
 はい。  日本もクラスター爆弾を製造していますね。

○国務大臣(久間章生君)
 アメリカから購入すると同時に、ライセンス生産で日本国内でも生産いたしております。

○福島みずほ君
 割合はどれだけですか。

○国務大臣(久間章生君)
 その辺、余り手のうちを明かしたくございませんので、まあどこの会社がどのぐらいというようなことにつながってまいりますし、また会社の名前、またそれを言いますと、そこの従業員その他にも迷惑掛けることになりますから、そういうことについても一応御勘弁願いたいと思います。

○福島みずほ君
 平成十八年度までの累計で、日本政府は、日本製は約七七%と政府から教えてもらっています。  ところで、このクラスター爆弾、先日オスロ会議におきまして、日本はなぜこの廃止について、オスロ宣言について、日本はなぜ支持を見送ったんでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 このクラスター爆弾についてはよく御存じなんだと思いますんで説明を、前提を省かさせていただきますが、発出された宣言の内容をよく御存じ、読まれたと思っておりますが、この議論の取り進め方や方向性というものに関しましては、アメリカも中国もロシアも全然入っていない段階での宣言というものに関しましては、私どもとしてはなかなかなじまないと。方向性だけ決めておるけれども、肝心のところが参加していないというのではいかがなものかということで態度を保留させていただきました。

○福島みずほ君
 日本が保留をしたことで大変失望感が広がっているのですが、その点についていかがですか。大国追従をやる必要はないと思います。

○国務大臣(麻生太郎君)
 他国の失望を買ったと言われますけれども、日本には日本の都合ありますんで、他国の都合だけ合わせてやるわけにはまいりません。

○福島みずほ君
 大国に追従するということでしょうか。なぜ不支持なのか、教えてください。

○国務大臣(麻生太郎君)
 冒頭御説明申し上げたとおり、そのオスロ宣言の、仮にそれに我々がサインしたとしても、それによる効果というものがどれだけ得られるかというのを考えたら。

○福島みずほ君
 日本政府は、地雷除去のためにこの間大変頑張ってきました。平成十年以降、どれだけの予算を使って地雷除去をし、貢献をしてきたか、教えてください。

○国務大臣(麻生太郎君)
 既にお手元に資料をお渡ししてあると思いますんで省かせていただきますが、平成十年度が十一億、平成十七年度まで三十九億の間、いろいろな伸びがあったということだと存じます。

○福島みずほ君
 日本は二百二十八億円予算を使い地雷除去に努力をしてきています。地雷除去に努力をしながら、クラスター爆弾はまた地雷のような効果を示しています。日本は九条を持つ国として世界の軍縮の先頭に立つべきだと思いますが、その理念について、外務大臣いかがでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 この軍縮の理念の先頭に立つということも、私どもとしては、これまで小型武器の取引等々、いずれの場合も先頭に立ってきたのはもう御存じのとおりなんであって、このクラスター爆弾を、先ほど申し上げた事情で私どもとしてはオスロ宣言に対するものを留保したからといって、我々がこの種のことに関して不熱心だということには当たらないと存じます。

○福島みずほ君
 不熱心には当たらないと聞いて安心しました。これからどのように熱心さを示していただけるでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 オスロ宣言等々、CCWの一連の経過を見ながら対応させていただきます。

○福島みずほ君
 五月にペルーで禁止会議が開かれる予定ですが、日本政府はどのように動き出すべきだと考えておられますでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 今からよく検討させていただきます。

○福島みずほ君
 積極的に禁止に向けて是非動いていただきたいのですが、いかがですか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 御希望として伺っておきます。

○福島みずほ君
 日本こそ、クラスター爆弾を廃絶するために努力することが日本の価値を高めるというふうに考えておりますので、是非よろしくお願いいたします。  外務大臣、いかがですか。

○国務大臣(麻生太郎君)
 重ねて御答弁申し上げますが、御希望としてはよく預からせていただきます。

○福島みずほ君
 よろしくお願いします。  ところで、イラクに対する米軍の増派についてお聞きをいたします。久間大臣、このアメリカの米兵の増派について、どうお考えですか。

○国務大臣(久間章生君)
 私たちが今考えておりますのは、イラクは一日も早く安定することであります。そのためにあのように混乱した事態をどうやって切り抜けるか。やっぱりアメリカが一番当事者でありますからこれは苦慮しているんだと思います。そのときに増派をすることによってこれを切り抜けていこうという決意をしたわけでありますから、私はそれはそれなりに、当事者であるアメリカがかなりの決意をしたんだなと。  しかも、下院でのああいう反対決議があるにもかかわらずやっているというのは、結構やっぱり決意が重いんだなというふうに思っておりますから、そこまで増派してでもこれは安定させるという、そういうようなことなのかなと、率直にそう受け止めております。

○福島みずほ君
 おっしゃいましたように、下院では反対決議が出て、これからアメリカの民主党はイラク撤退法案を出そうとしています。イラク状況を久間大臣はどうお考えですか。

○国務大臣(久間章生君)
 恐らくもっと早く混乱から抜け出すことができるだろうと思っていたんでしょうけど、かなり混乱、特にバグダッド周辺、ここが大変なようでありまして、あとの南部地域とかクルド地区、この辺は比較的安定してきているようでございますが、バグダッドの市内周辺が大変だというような、そういう認識をしております。

○福島みずほ君
 久間大臣、アメリカで増派反対の声が強くなっていることはなぜだと思われますか。

○国務大臣(久間章生君)
 それは私には分かりません。

○福島みずほ君
 アメリカでいろいろ議論があります。  私が問題だと思うのは、一月十日、ブッシュ大統領から安倍総理に事前に電話連絡があったときに事実上支持を表明している。一月十一日に官房長官、麻生外務大臣はコメントを発表しています。つまり、日本の国内でどのような議論があったのか、増派に関して。余りに間髪入れずに増派の支持をしているのではないか。  久間大臣、どのような議論を内閣でおやりになったんでしょうか、この増派を決めるに当たって。

○国務大臣(久間章生君)
 具体的には私はその増派に対しては加わっておりませんけれども、しかし、先ほど言いましたように、かなりの決意を持って臨んでいるんだなという、そういう意味でのアメリカ大統領の決意に対する認識はほぼみんな同じじゃないでしょうか。

○福島みずほ君
 アメリカはアメリカが決定することです。日本政府として支持をするということは日本政府の態度です。その決定に久間大臣は加わってないんですか。

○国務大臣(久間章生君)
 総理としては、アメリカがそういう決意でその安定化に向けて臨むという、そういうような行動についてそれを支持したわけでありまして、それはやっぱり日本国政府としても、そのアメリカのそれだけの決意でもってとにかく安定を図っていくという、そういうような行動については支持をしていいんじゃないでしょうか。

○福島みずほ君
 日本政府として、イラク状況をどう見て、アメリカの増派を支持するか支持しないかという独立した態度が必要だと考えますが、いかがですか。

○国務大臣(久間章生君)
 しかし、治安の安定、治安を回復する、それに当たっている人が、とにかくこれじゃ、もう少し増派せぬといかぬというふうに思って増派をする。増派すればまた死傷者といいますか被害もあるわけですから、それにもかかわらずそういう踏み切るというのはかなりのやっぱり決意があっているんじゃないでしょうか。  だから、私は、それは選択肢としてアメリカが決めることでありますから、私は、そういう決意をしたということは、それは素直にそのまま支持してもいいんじゃないでしょうか。

○福島みずほ君
 大問題だと思います。アメリカはアメリカで判断をするが、日本は日本として現状をどうするか。国民に対して増派を支持することについての説明責任を尽くすべきです。間髪入れずに支持して、アメリカが決意をしたんだから日本は支持するという態度は、日本政府の主体性がないと言われてもこれは過言ではない。アメリカの中ですら議論があることです。いや、首をひねっていらっしゃいますが、日本が国民へ説明責任すら尽くさずに増派を直ちに決定し、アメリカ内部で逆に反論が大きく出ているということは実に皮肉なことだと思います。  歴史上日本政府の判断も批判をされるということを強く申し上げ、私の質問を終わります。

○委員長(尾辻秀久君)
 以上で福島みずほ君の質疑は終了いたしました。(拍手)


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