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2005年
 
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参議院 予算委員会公聴会 2005年 3月17日  
   
 
国会で行われた質問に関しては、国会図書館の国会会議録検索システムを利用すれば、 すべてオンラインから調べられるようになりました。
検索条件入力をクリックし、発言者に「福島瑞穂」「福島みずほ」と検索語を記入してお調べ下さい。
 

 



○福島みずほ君

 社民党の福島みずほです。
  今、無年金障害者の件の控訴がありましたが、私も一つだけその控訴の件でお聞きをします。
  在外被爆者の葬祭料訴訟について以前お聞きをいたしました。で、長崎新聞に、長崎市長は控訴をしたくないと、しかし国から控訴の要請があったのでやむなく控訴をすると。伊藤市長は労働省で副大臣と面会、私としては控訴する正当な理由はないというふうに言っているんですが、控訴ということになっております。これは長崎新聞なんですが。
  これに関して、なぜ厚生労働省は長崎市長に対して控訴を要請したのでしょうか。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 三月八日の長崎地裁の判決を受けまして、長崎市長から、お話ございましたように面会の要請がございましたので、一昨日、三月十五日になりますけれども、副大臣がお会いをしたところでございます。その際に、今回の判決は従来からの国の被爆者援護法の解釈と見解を異にしており、立法の経緯や立法時の議論、また手当等の適正な支給を確保するという観点に照らして問題があるから上級審の判断を仰ぐ必要があると、こういうことを、私どもの立場を申し上げたところでございます。

○福島みずほ君

 私は、この葬祭料の問題はこうしなさいと、不平等にするなということが言われていますし、時間を本当にもう、もう高齢の皆さんですから、これはやるべきだと思います。先ほどもありますが、厚生労働省は裁判で負け続けているにもかかわらず控訴をすると。しかも、具体的にじゃ何か対案を出すかというとそうではないと。これはもう極めて残念だと思いますが、大臣いかがですか。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 被爆者の皆さんが年を取ってきておられる、高齢化しておられる、そのこともよく承知をいたしております。そうした中で、いろいろお気の毒な面があるということは十分承知をいたしておりますので、裁判は裁判といたしまして、また私どもが何ができるかということはよく考えてみたいと存じます。

○福島みずほ君

 厚生労働省の態度は、私は、申し訳ありませんが、許されないというふうに思います。この対案、きちっとして解決をすべきだというふうに思いますし、控訴をすればまたその裁判に応じてやらなくちゃいけないという、訴えた原告の負担もずっと続くわけですから、この点についてはよろしくお願いします。
  次に、監修料についてお聞きをいたします。
  この厚生労働委員会で私は、十一月三十日、去年この問題についてやったところ、尾辻大臣は、「御指摘ありました後、直ちに指示をいたしまして、もう一回調査し直すようにいたしておるところでございます。鋭意、今急いで調査をいたしておりますので、いつまでということは申し上げられませんが、急ぎますので、しばらく時間をおかしいただきたいと存じます。」と答弁をされております。
  この調査について報告書は出たのでしょうか。

○政府参考人(小林和弘君)

 今委員御指摘の調査の関係でございます。
  昨年の十月二十二日に、厚生労働省職員によります監修料の受領の実態についての調査結果の公表をさしていただきました。その後、社会保険庁の関係におきまして監修料の管理、分配等に関しての新聞報道等がございましたことを契機に、社会保険庁職員による監修料の取扱いの実態についての追加的な調査を、大臣の御指示もあり、行ったところでございます。
  今年一月十四日にこの公表をさしていただきました、追加調査結果はこの一月十四日に公表をさしていただいたところでございますけれども、その調査結果報告書の中で、ほぼすべての監修料につきまして監修作業を行った職員ではなく庶務担当者が代わりに受領していたと、また、各課の庶務担当者が受領した監修料は経理課予算班の担当者に預けられまして定期的に職員数に応じた額が分配されていた、また、共通のタクシー代は経理課予算班の担当者から支出をされていたというような事実が明らかになったところでございます。
  今回明らかになりました社会保険庁の本庁全課を通じて資金を融通する仕組みにつきましては、監修料が組織的に管理をされていたと言わざるを得ないということと併せまして、監修料の融通に大きな役割を果たしておりました経理課予算班の担当者、これは直接物品調達は担当しておらなかったわけですけれども、このような事務を担当する経理課の職員であるということから、還流の構図という批判を一層高めて、国民の不信感を増大をさせたということにつきまして深く反省をさしていただいておるところでございます。

○福島みずほ君

 この委員会で問題になり、私がお聞きした十一月三十日のは厚生労働省全体における監修料の問題です。しかし、一月十四日はなぜか社会保険庁をめぐる不祥事等に関する調査報告書になっています。社会保険庁に問題があります。しかし、厚生労働省の問題をなぜ社会保険庁だけの問題に矮小化をしたのでしょうか。
  大臣、私はこの委員会におきまして厚生労働省全体の監修料についてお聞きをいたしました。なぜ社会保険庁だけなんでしょうか。もし厚生労働省全体についてやっているのであれば、なぜ厚生労働省全体についての監修料の報告書が出ないのか、この委員会に報告がなされないのか、それについてお答えください。

○政府参考人(鈴木直和君)

 昨年の審議の中で、新聞報道で社会保険庁で組織的に管理していたというような報道がございました。で、そういう中で、それが昨年十月の調査結果と違うということで、そこの点の事実を解明するために社会保険庁として事実を調べて報告をまとめた次第でございます。
  全体の問題につきましては、その社会保険庁で調べる中でほかでも同様な事態がないかということは調べましたが、社会保険庁と同様な事態はほかのところではなかったということで、社会保険庁としてその実態をまとめて一月に発表したと、そういう次第でございます。

○福島みずほ君

 いや、そしたら、私はこの委員会で厚生労働省全体の中の監修料ということについてお聞きをしたつもりです。つまり厚生労働大臣に対してやったわけで、そのとき厚生労働大臣は本当に厚生労働省のうみを出すという思いでこの答弁をされたと思います。ところが、報告書は社会保険庁から、社会保険庁をめぐる不祥事事案に関する調査報告書、一月十四日付けが出ているだけで、じゃ厚生労働省全体の監修料について私たちはこの委員会でも、私も個人的にも報告は受けておりません。これは要求した趣旨とは違うのだというふうに思いますのですが、いかがですか。

○政府参考人(鈴木直和君)

 昨年十月に監修料の調査結果を発表いたしました。で、その後、報道で事実と違うという点が報道されましたので、その点について社会保険庁として報告を提出いたしました。で、ほかの部局については昨年十月の報告と異なる結果が出ていないということで、こういう結果になったものでございます。

○福島みずほ君

 いや、監修料については大きな問題であったにもかかわらず、やっぱりおかしいですよ。十月二十二日、厚生労働省は、国庫補助金関連、大量購入等の出版物に関する監修料の実態に関する全省調査として報告を出しています。ずさんじゃないかということで、十一月に私が質問し、厚生労働大臣は、分かりました、鋭意調査をいたしますとなっています。ところが、社会保険庁から出た報告書になっているんですね。大臣、やっぱりおかしいですよ。なぜ社会保険庁だけになったのか。
  私がここの委員会で質問し、この委員会の中から再度調査をしろといった問題に関して、再度ですね、いや、というかね、実は疑いを持っているんです、本当に社会保険庁だけ監修があって、あとほんの二つだったのか。いや、今日、労働保険、雇用保険の問題ですが、じゃかつて旧労働省においては一切雇用保険関係においては監修料がないのか、実はちょっと疑惑をこっちは感じておるわけですね。で、ないのならないので、なぜ社会保険庁だけに矮小して、こういう報告書を作らずに全省のこういうのを作っていただきたい。いかがですか。

○政府参考人(鈴木直和君)

 先ほども申し上げましたように、全省調査については昨年十月二十二日に報告を取りまとめて発表いたしました。で、その後、実態がその十月二十二日の報告と違うという報道がありまして、で、調べましたところ、社会保険庁におけるその監修料の実態がこの報告と違うということで、それについては社会保険庁分としてまとめたものでございます。

○福島みずほ君

 厚生労働省に対して洗い直せと言って、大臣が洗い直すと言ったのが、なぜ社会保険庁だけの問題になるんですか。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 再三申し上げておりますけれども、まず、去年の十月に全体の報告出しました。それで漏れてるというか、ずさんじゃないかという御指摘がありました。
  あのときに委員から私にお話がございましたのは、要するにプールしてて、それを使ったんじゃないかという、還流の構図があるんじゃないかというところを力点にお話をいただいて、そこで私は、そこを中心にして調べ直してちゃんと報告をしますと申し上げたつもりでございます。
  そこで、そこのところをちゃんと調べて報告するようにという指示を出しまして、で、全体についても洗い直す、洗い直してみましたけれども、やはりこれは社会保険庁の部分が一番問題のある部分だという判断をしましたので社会保険庁について徹底して調査をして報告をさせていただいたところでございます。

○福島みずほ君

 やっぱりおかしいんですよ。監修料についてちゃんとやってくれというのがみんなの思いで、だからこそ厚生労働大臣におなりになった尾辻大臣は、分かりました、メスを入れますとおっしゃったわけです。で、キツネにつままれるというか、それが何で社会保険庁だけになったのか。いや、というのは、社会保険庁に問題があることは確かです。しかし、私たちが願ったのは厚生労働省全体にメスを入れてくれということなので、大臣、もう一回報告書をきちっと、まあ調査が必要であれば調査、あるいは十月二十二日の報告書では駄目だということになったわけですよね。で、出てきたのはなぜか社会保険庁になっていますので、これについて改めて報告書を出してくださるよう要求しますが、いかがですか。

○副大臣(衛藤晟一君)

 これは、昔やっぱり各役所においてこういう疑義を持たれるような監修料とかいろいろあったということの指摘があって、平成十年か何かにこれを全部やめなさいという指示を出してるんですね。そして、ところがそれにもかかわらず社会保険庁としてこういう疑義を持たれるような、とりわけ大量購入、それから買上げ、それから何だっけ、そういうようなところにおいて監修費が一種のキックバックと間違えられるようなものが残ってましたねと、そこについてちゃんと調査したということです。ですから、ほかのところについても、国全体の中でそういうものがあったんではないのかという指摘がなされて、平成十年か十一年だったと思います。そして、それを全部やめなさいという指示を国全体として出して、それを一応フラットにしたところでありますけれども、ところが社会保険庁の方にまだそういう問題があった、これがけしからぬということになったわけですから、結果的にはこの社会保険庁のこういう調査になったということでございます。

○福島みずほ君

 何か雇用保険になかなか今日入れなくて申し訳ないんですが、監修料について十一月二十二日に、この委員会で大臣は厚生労働大臣としてきちっと調査をするとおっしゃったわけです。社会保険庁だけやるとはないんです。ですから、私が今日お願いを改めてしたいのは、監修料の問題に関して全省庁的におやりになったはずですから、全省庁の結果についての報告をきちっとお願いしたい。いかがですか。

○政府参考人(鈴木直和君)

 先ほどから申し上げておりますが、全省、省全体の調査、これは十月二十二日に調査した結果を発表いたしました。その中で実態と違うのではないかという御指摘があり、調べた結果、社会保険庁で実態と違う結果がございましたので、その分について社会保険庁の分として発表したものでございます。ですから、全体としては十月二十二日の報告があの全体の調査でございます。

○福島みずほ君

 いや、おかしいですよ。だって、十月二十二日に調査が出た後、この委員会で私が十一月三十日、しかも実はこれ、私だけではありません、いろんな委員からおかしいじゃないかと言われて、この十月二十二日は駄目だということになったんですよ。大臣が深々と頭を下げてもう一回調査をやり直すと言ったんですよ。それが何で社会保険庁だけになっているのか。
  だから、厚生労働省にお願いをしたいのは、全省庁にわたる報告書を出してくれということなんです。そうでないとおかしいですよ、要するに調査の。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 監修料につきましては、昨年十月二十二日に公表した監修料の全省調査結果、今お話しになっておりますが、これで全部局を対象に財源のいかんを問わず、補助金関連や大量購入関連の書籍について監修料の受取実態を過去五年間にわたって調べたところでございます。その報告を出しておりますから、その報告がまず十月二十二日の報告でございます。足らぬところがあるとおっしゃったんで、足らぬところの調査をしたというのが社会保険庁部分であって、そこの報告をさせていただいたということであります。
  それで、今雇用保険料についての、雇用保険についてのお話もありましたから、あえてお答えするんですけれども、雇用保険料を財源とする補助金や大量購入に関連する書籍について監修料の受取はなかったところでございます。

○福島みずほ君

 ちょっと時間がオーバーして申し訳ありません。
  厚生労働省に、改めてこの委員会の中で、私は再度、調査と報告を要求いたします。
  つまり、十月二十二日のこの報告書が駄目だというふうになったわけですよ。だから、やり直しだということになったわけです。それが何で一月十四日で社会保険庁だけに矮小化されているのか。全省庁的におやりになったんであればそれの報告書を出すべきです。こちらは社会保険庁だけ調査をしろなどということは言っておりません。ですから大臣、もう一回調査そして報告をしてくださるよう要求いたします。
  大臣、お願いします。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 再三申し上げておりますけれども、この今の一月十四日の報告書出しましたときも、これですべてだというつもりではありませんというふうに申し上げております。そこで、その後御指摘があったら幾らでもまた調査をいたしますと、こういうふうに言っておりますので、いや、いろんな御指摘いただいておりますから、御指摘ありましたら調査して報告しますと言っておりますから、それはいろんな御指摘があればもちろん調査をいたします。

○福島みずほ君

 大臣、やっぱりこの委員会はとても重要で、十月二十二日では駄目で、やり直すと尾辻大臣は頭を下げられました。社会保険庁だけの報告書になっていて、足らぬところもあるかもしれないとおっしゃいました。この委員会に対してきちっと報告書を、改めて全省庁的な監修料の問題ということの報告書を厚生労働省として出してくださるよう要求します。

○国務大臣(尾辻秀久君)

 委員会から御指摘いただいて、調査し直しますと言って報告書を作ったんですが、お話しのように、委員会に御報告をしていなかったということは申し訳ないところでございます。改めて委員会に対して報告をさせていただきます。

○委員長(岸宏一君)

 もういいんじゃないですか。


○福島みずほ君

 社会保険庁だけでなく、他の部分もお願いします。よろしく




 
       

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