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2006年

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参議院 予算委員会 2006年3月27日

◆平成十七年度予算案 安全・安心集中審議


◆日本国憲法について◆


 

◆日本国憲法について◆

○福島みずほ君
 社民党の福島みずほです。
 総理とは憲法について議論をしたいと思います。
 憲法とはそもそも何か。憲法とは国民の基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。総理、そう思われますね。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君)
 憲法とは何ぞやと。日本におきましては、あらゆる法律の基本となるものですから、自由と民主主義を守り、国民の基本的な人権の重要性を規定した大事な基本法であります。

○福島みずほ君
 近代憲法、憲法とは何か。国家権力を、基本的人権を守るために国家権力を縛るものです。だから重要。ただし、自民党の新憲法草案が発表されました。国民は国家と社会に対し愛情と気概と責任感を持てという中身になっています。これは逆転をしています。国家が個人に命令をするものであってはなりません。近代憲法ではない。自民党の新憲法草案は、国家が国民に対して責務を要する、愛情を持てと命令をする。これは近代憲法として認めることはできません。
 家族が愛している、あるいは私も日本の自然は大好きです。この国の行方をとても案じています。しかし、そのことは強制をされてはいけない、国民は強制をされてはいけないのです。日の丸・君が代、国旗・国歌法で強制をしないと言ったにもかかわらず、現場は音量チェックや一人一人歌っているかどうかをチェックするすざまじい事態になっています。これを強制と言わずに何と言うか。教育基本法に国を愛する心を育てると書けば、それが現場でどんなひどいことになっていくか、どんな強制を生むのか。
 憲法に国を愛せよと責任、責務を設けることが、それが国民の内心に国家が介入をしていく。教育には公権力は入ってはいけない、これは日本の戦前の教育の反省から生まれたものです。国家が個人の内心に入っていく、これは問題だと考えますが、いかがですか。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君)
 それは、憲法にしても国家にしても、国民の権利を守ると、基本的人権を守ると同時に、その守るためには権力というものが必要なんですね。この両面が必要なんです。権利が大事であるということと同時に義務も重要であると。権力がなければ国民の安全守れないんです。その辺の調整、よく考えないと、単なる国家が国民を支配するということだけじゃないんです。そこを、ただただ国民の権利を守る、で、国家の義務がなかったら国民の権利守れないじゃないですか。そう思いませんか。その辺はよく考えていただかないと。

○福島みずほ君
 憲法は政教分離と思想・良心の自由、信教の自由を規定をしています。政教分離は権力に対して、行政権に対して、国家権力、権力者、あなたに対して政教分離を守れということが規定をされています。国民の思想・良心の自由や信教の自由は今かなり危ない、どんどんどんどん制限されている。学校現場はどうか。個人の内心に本当に踏み込んでいるんじゃないか。そういうときに、政教分離はあなたに課されている。しかし、国民の権利を守るのはあなたなんだから、政教分離をきちっとして国民の信教の自由を守るべきなんです。そこが逆転をしています。
 自民党の憲法草案前文は、今の日本国憲法の次のような条文を削除しています。「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」という文章が削除されています。なぜ過去の戦争への反省と政府が戦争を起こさないようにというこの条項が削られているんですか。

○内閣総理大臣(小泉純一郎君)
 これから議論される問題であります。

○福島みずほ君
 しかし、憲法前文でこれが削られていることが問題です。過去の歴史認識を踏まえない、戦争への反省をなぜ削除するのかと思います。国家と国民の魂の自由を守る日本国憲法の大事さを国会の中でこそ実現すべきです。
 以上で質問を終わります。

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